生成AIツールで気になるセキュリティ GitHubはどう対処しているのか「GitHub Copilot Enterprise」と「StarCoder2」の位置付けとは

TechTargetは、「NVIDIAとGitHubの新しいAIコーディングアシスタント」に関する記事を公開した。セキュリティ面の懸念は残るものの、ベンダー側もその懸念を解消するためにさまざまな対応を進めている。

» 2024年03月29日 08時00分 公開
[Beth PariseauTechTarget]

この記事は会員限定です。会員登録(無料)すると全てご覧いただけます。

 TechTargetは2024年2月28日(米国時間)、「NVIDIAとGitHubのAI(人工知能)によるコーディング支援」に関する記事を公開した。

画像 開発者の選択肢を広げるNVIDIAとGitHubの新しいAIコーディングアシスタント(提供:TechTarget)

 市場には、AIによるコーディング支援ツールが無数に存在している。2024年2月下旬、そこに新たな選択肢が追加された。GitHubの「GitHub Copilot Enterprise」と、NVIDIA、Hugging Face、ServiceNowが共同で開発した大規模言語モデル(LLM)の「StarCoder2」だ。

 注目が集まるAIコーディングアシスタントだが、セキュリティと著作権に関する懸念は残っている。「導入には慎重を期すべきだ」と注意を促す専門家もいる。

 本稿は、GitHub Copilot EnterpriseとStarCoder2が、AIコーディングアシスタントの懸念点にどのように対処しているのかについて解説する。

多くの開発者が利用している「GitHub Copilot Enterprise」

 GitHub Copilot Enterpriseは、人気の高いAIコーディングアシスタント「GitHub Copilot」の新たなプランとして一般提供が開始された。「GitHub Enterprise Cloud」のユーザーが対象で、1ユーザー当たり月額39ドルで利用できる。このバージョンでは、Copilotを使用している組織向けにカスタマイズが可能で、特定のコードベースに基づいてチャットの回答、コード補完、プルリクエストの差分分析などの機能が利用可能だ。GitHubが公開したブログ記事によると、微調整(ファインチューニング)されたAIモデルのアドオンが間もなく登場するという。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

スポンサーからのお知らせPR

注目のテーマ

Microsoft & Windows最前線2025
AI for エンジニアリング
ローコード/ノーコード セントラル by @IT - ITエンジニアがビジネスの中心で活躍する組織へ
Cloud Native Central by @IT - スケーラブルな能力を組織に
システム開発ノウハウ 【発注ナビ】PR
あなたにおすすめの記事PR

RSSについて

アイティメディアIDについて

メールマガジン登録

@ITのメールマガジンは、 もちろん、すべて無料です。ぜひメールマガジンをご購読ください。