Microsoftは、「Visual Studio 2022 バージョン 17.10」で「GitHub Copilot」を使って、プルリクエストの説明を生成できる機能を公式ブログで紹介した。
この記事は会員限定です。会員登録(無料)すると全てご覧いただけます。
Microsoftは2024年7月1日(米国時間)、5月に一般提供を開始した統合開発環境(IDE)「Visual Studio 2022 バージョン 17.10」でAI(人工知能)ペアプログラミングツール「GitHub Copilot」を使って、プルリクエストの説明を生成できる機能を公式ブログで紹介した。
プルリクエストの説明を上手に書くことは、効果的なコードレビューや共同作業に欠かせないが、時間がかかり、面倒だ。複数のコミットや複雑な変更がある場合は特にそうだ。GitHub Copilotはコード変更を調査し、要約を生成する。この要約は編集やカスタマイズが可能だ。
Visual Studio 2022 バージョン 17.10でこの機能を利用するには、アクティブなGitHub Copilotサブスクリプションを持ち、GitHub Copilotコンポーネントをインストールして、GitHub Copilotメニューで「Git Preview Features」を有効にする必要がある。
GitHub Copilotを使うことで、プルリクエストを作成する際に、変更を記述した詳細なプルリクエストの説明のドラフトを生成し、マークダウン出力をプレビューできる。
これによって時間を節約し、共同作業を改善することが可能だ。この機能は、同僚にコードレビューのための重要な文脈を提供するのに役立つ他、適切な変更をプルリクエストに確実に含めることができるという利点もある。
プルリクエストを作成するウィンドウでスパークルペンアイコンを選択すると、GitHub Copilotがプルリクエストの説明を生成し、それがこのウィンドウに表示される。
Visual Studio 2022 バージョン 17.10では、GitHub CopilotのAIベースのコーディング支援機能がシームレスに組み込まれており、プルリクエストの説明の生成以外にも、AIアシスタンスによるさまざまなGitツール機能が利用できる。例えば、コミットメッセージの生成、コミットの詳細ウィンドウにおける各コミットの変更点の概要説明、作業項目をリンクしたプルリクエストの作成などだ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.