Microsoftは、2024年5月に一般提供を開始した「Visual Studio 2022 バージョン 17.10」の最新のGitツール機能を公式ブログで紹介した。
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Microsoftは2024年6月12日(米国時間)、5月に一般提供を開始した統合開発環境「Visual Studio 2022 バージョン 17.10」の最新のGitツール機能を公式ブログで紹介した。
Visual Studio 2022 バージョン 17.10では、「GitHub Copilot」のAI(人工知能)ベースのコーディング支援機能がシームレスに組み込まれている。こうしたAIアシスタンスにより、面倒なバージョン管理がより容易になり、チームコラボレーションも促進されると、Microsoftは述べている。
新しいAIアシスタンスによる以下のGitツール機能を試すには、アクティブなGitHub Copilotサブスクリプションを持ち、GitHub Copilotコンポーネントをインストールして、GitHub Copilotメニューで「Git Preview Features」を有効にする必要がある。
ユーザーのフィードバックを反映し、AIによって生成されるGitコミット機能の出力が短くなった。
GitHub Copilotを利用してプルリクエストを作成する際に、最初の説明のドラフトを生成できるようになった。この機能は、コードをレビューする同僚にとって重要な文脈を提供したり、関連する変更を全てプルリクエストに含めたりするのに役立つ。
プルリクエストを作成するウィンドウでペンのアイコンを選択すると、AIが生成する説明が表示される。
コミットの詳細ウィンドウにGitHub Copilotによる説明機能が追加され、各コミットの内容を理解しやすくなった。変更点の概要がコードと並んで表示され、重要な違いとその根拠が強調表示される。
任意のコミットをダブルクリックすると、Gitリポジトリウィンドウでコミットの詳細ペインが開き、「Explain」アイコンを選択すると、変更の概要が表示される。
Visual Studioでプルリクエストを作成する際に「Related Work Items」(関連作業項目)セクションを使って、プルリクエストの説明で参照した作業項目を表示し、それらをAzure DevOps上のプルリクエストにリンクすることが可能になった。
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