ノーコード開発ツールは「コードを書かなくても業務アプリが作れるツール」であり、プログラミングと対局にある存在です。ノーコード開発ツールがはやると、プログラマーの仕事はどうなるのでしょうか?
最近、「ノーコード開発ツール」と呼ばれるツールがいろいろ出てきていますよね。
僕が複業しているサイボウズには、「kintone」というノーコード製品があります。なお、僕は開発の仕事には携わっていません。
@ITで説明するのは釈迦に説法かもしれませんが、ノーコード開発ツールとは「プログラム(コード)を書かなくても(つまり、ノーコードでも)、業務知識があれば自分でアプリケーションを作れるツール」のことです。
「コードを書かなくても、アプリケーションが作れる」のであれば、ノーコード開発ツールはプログラミングの対極にある存在です。乱暴な極論を言えば「プログラマーはいなくてもいい」ということになります。
「コードを書かなくてもアプリケーションができてしまう。しかも、専門知識がなくてもいい」という事実に、プログラマーの皆さんは、「自分の仕事は、この先どうなるのかな?」などと、将来のことを考えて不安になるかもしれません。
もっとも、ノーコード開発ツールそのものを開発するのは(現時点では)プログラム言語なので、プログラマーが必要なくなることは、しばらくはなさそうです。少なくとも、サービスを提供する側の事業会社であれば、これから先もプログラマーの存在は重要な役割を果たすのでしょう。
また、ノーコード開発ツールではできることが限られる場合があるし、ちょっとしたカスタマイズをする場合もあります。独自のアプリケーションであればあるほど、プログラミングが必要なケースもたくさんあるでしょう。
一方で、ノーコード開発ツールでも作れるような簡単なアプリケーションを作っていたプログラマーは、ひょっとしたら、ニーズが少なくなっていくのかなぁ……。分かんないけど。
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