@ITで公開された記事の中から、特に注目を集めた10本をランキング形式で紹介します。何が読者の関心を引いたのでしょうか。
「クラウド全盛期のオンプレミス回帰」といった一見矛盾する動きも含め、今回は従来のインフラ構築・運用やセキュリティの“当たり前”を問い直すトピックが多くの関心を集めました。日々の運用管理から将来のアーキテクチャ設計まで、エンジニアが直面する課題が浮き彫りになっています。
また、企業・組織でAIの実装が進む中で、ついに「x86の限界」が語られ始め、MetaやArmがAI特化型CPUの開発に乗り出すなど、インフラの前提が変わりつつあります。その一方で、AIがサイバー攻撃の司令塔に悪用される事例が報告されるなど、脅威の高度化も無視できません。
本稿では2026年5月4〜10日に@ITで公開された記事の中から、特に注目を集めた10本を、記事へのアクセスや反響を基にランキング形式で紹介します。
ランサムウェア被害に遭った企業の89%でバックアップデータが暗号化されていた。被害が広がる中、企業はバックアップデータの保存先をどのように選んでいるのか。arcserve Japanの調査結果から実態を探る。
2026年3月4日、「ITmedia Security Week 2026 冬」で、名古屋工業大学 産学官金連携機構 ものづくりDX研究所 客員准教授の佐々木弘志氏が「AI時代のクラウド活用とレジリエンスの実現」と題して講演した。
ArmとMetaはデータセンター向けCPU「Arm AGI CPU」を共同開発すると発表した。限られたスペースで大規模な演算能力を実現し、従来のCPUを超えるラック当たりの処理能力を効率よく向上させる。
2026年2月にかけて、メキシコの公共機関に対する大規模なサイバー攻撃が行われた。「主犯」となったのはAnthropicのAIモデルClaudeだ。攻撃対象にリアルタイムで適応し、コードに改良を加えていく能力につき、専門家は警鐘を鳴らしている。
Microsoft Edgeが保存済みパスワードをメモリ内に平文で保持する仕様が判明した。共有端末などで他者の認証情報が抽出される危険性が指摘されている。Microsoftは仕様であると回答したが、侵害時の被害拡大の恐れがある。
いまや基幹システムも稼働し、攻撃者が侵入起点として狙うほど重要性が高まったクラウドサービス。一方でオンプレミスインフラへの回帰が起こるという“矛盾”も生じています。その背景には何があるのでしょうか。
JetBrainsは、ツール、チーム、インフラをまたいでAIエージェントを管理する「JetBrains Central」を発表した。
Check PointはAIインフラ向けのセキュリティ設計指針「AI Factory Security Blueprint」を発表した。プライベートAIインフラにおいてハードウェア層からアプリケーション層までを保護するレファレンスアーキテクチャとなっている。
GoogleはUIデザインツール「Stitch」を刷新。自然言語からUIデザインの生成、反復、共同作業を一貫して行える「無限キャンバス」などを搭載した。
半導体市場のAIシフトにより、SSDやメモリの価格上昇が深刻化している。安易にストレージを増設できない今、Windows 11に標準搭載されている「NTFS圧縮」が空き容量確保の有力な選択肢となる。本Tech TIPSでは、ファイルを削除せずに容量を節約できるこの機能の仕組みから、パフォーマンスへの影響、利用時の注意点までを解説する。
今回のランキングを振り返ると、AIによる開発やインフラの進化が目覚ましい成果を上げる一方で、その技術が攻撃側に転用される危うさも浮き彫りとなりました。もはや境界型防御の限界は明白であり、インフラ構成からバックアップの在り方、さらにはブラウザのメモリ管理に至るまで、全方位での「見直し」が迫られています。技術の転換期には常に新たなリスクが伴いますが、最新動向と本質を冷静に見極め、自身のスキルとシステムを最適化していく姿勢こそが、これからのエンジニアに求められる資質と言えるでしょう。
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