無線LAN利用時のトラブルについて、ALL CONNECTが実態調査の結果を発表した。約9割が何らかのトラブルを経験している。問題解決に苦慮する状況や、Wi-Fi利用時に重視する要素などがまとめられている。
この記事は会員限定です。会員登録(無料)すると全てご覧いただけます。
通信インフラ事業を手掛けるALL CONNECTは2026年4月21日、無線LAN(Wi-Fi)トラブルに関する実態調査の結果を報告した。調査によれば、約9割の人がWi-Fiを使用する際に何らかのトラブルを経験したことがある。テレワークなどインターネット接続を必要とする活動に支障を来している実態や、トラブル解決に苦慮している状況などが分析されている。調査結果について具体的な内容は次の通り。
調査は無線LAN利用者500人を対象に、2026年4月にインターネット調査(クラウドワークス)で行われた。
Wi-Fiが「急につながらない・遅くなる」トラブルを経験したことがあるかという質問では、「たまにある」が68.2%、「よくある」が20.2%で合計約88%がトラブルを経験している。トラブルの発生頻度は、「月2〜3回」が29.8%で最多。「月1回程度」が25.0%、「週1回程度」が20.4%で、約75%の人が月1回以上のペースでトラブルに遭遇している。
トラブルの原因が「ルーター側なのか端末側なのか」を問う質問では、「分からない」が46.2%で最多、「少し分かる」が32.4%と続いた。両者を合わせると、約78%が原因を正確に特定できていない。
Wi-Fiがつながらない時に「最初にやること」(複数回答可)では、「ルーターを再起動する」が37.6%で最も多かった。続いて「Wi-Fi設定をOFF/ONする」が30.6%、「スマートフォンやPCを再起動する」が18.4%、「しばらく待つ」が12.0%、「サポートに電話する」が0.8%となった。
「とりあえず再起動する」というアプローチが選ばれ、根本原因に基づいた対処を行えているユーザーは少数だとALL CONNECTは分析している。
Wi-Fiがつながらないことで「強いストレス・不便さ」を感じた経験については、「非常に強く感じた」が33.4%、「感じた」が41.6%で、合わせて75.0%が強いストレスを経験していた。
最も困った状況(複数回答可)としては「動画・ゲームが途切れた」が50.3%で最多となった。一方で「テレワークやWeb会議中に切れた」が19.9%、「復旧方法が分からなかった」が14.9%などとなり、業務に影響し得る状況も見て取れる。
Wi-Fiのトラブルを自力で解決できているかどうかを問う質問では、「ほぼ解決できる」が38.0%、「半分くらい解決できる」が38.4%で、合わせて約76%が自力対処できている。一方、「あまり解決できない」が19.4%、「全く解決できない」が3.6%で、合わせて23%は自力で対処できていない。
Wi-Fiのトラブルが続いた場合に乗り換えを検討するかどうかを問う設問では、79.8%が検討すると回答した。
乗り換え時に最も重視する条件では、65.8%の人が「接続安定性」を選んだ。「Wi-Fiで絶対に避けたいこと」に関する設問でも、「つながらなくなること」が56.6%で1位だった。2位は「急に料金が上がること」(21.4%)、3位は「速度が遅くなること」(14.2%)だった。
ヤマハ製ネットワーク製品が7月に“最大20万円”値上げ 「RTX」「NVR」や無線LANのAPも対象
奈良市、「固定電話機 ゼロ」「モバイル100%」の斬新なクラウドPBXシステムで「脱・PBX業者」を実現
「無線のAIパラドックス」 8割の組織がWi-Fi投資増額の一方で明らかになった3つの課題
SD-WANの次は、次世代LAN? キャンパスNaaSが告げる「ネットワークは所有しない」時代
脱VPNは「閉域モバイル網」で簡単 ゼロトラストへのステップアップは?Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.