キッカケクリエイションは、転職経験のあるITエンジニア393人を対象とした年収交渉に関する実態調査の結果を発表した。年収交渉経験者の約9割が年収アップに成功した一方、未経験者では4人に一人が交渉を断念していることが明らかになった。
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ITキャリア支援事業を手掛けるキッカケクリエイションは2026年5月12日、転職経験のあるITエンジニア393人を対象に実施した「ITエンジニアの年収交渉に関する実態調査」の結果を発表した。調査はIDEATECHが提供するリサーチマーケティング「リサピー」の企画によるインターネット調査として、2026年2月24〜27日に実施された。
「これまでの転職活動において、転職先企業に対して年収交渉を行ったことがあるか」との質問では、「全ての転職で行った」が32.8%、「一部の転職で行った」が41.7%となった。両者を合わせると74.5%に達する。
「一度も行ったことがない」と回答した97人を対象に、転職時に年収交渉を行わなかった理由を尋ねた結果(複数回答)では、「印象が悪くなるのではないかと不安だったから」が30.9%で最も多かった。次いで、「年収交渉の切り出し方やタイミングがわからなかったから」が26.8%、「自分の市場価値が分からず、妥当な金額を提示できなかったから」が24.7%。「内定が取り消されることが怖かったから」が20.6%となった。
一方で、「提示された年収が妥当だと感じたから」という理由も16.5%と少なくない結果になった。
年収交渉を行ったITエンジニア293人に対し、交渉結果を尋ねたところ、「希望通りの年収になった」が34.5%、「希望額には届かなかったが、一定の年収アップが実現した」が56.3%となった。両者を合わせた90.8%が、年収アップに成功したとしている。
年収アップに成功した266人を対象に、交渉が成功した要因を尋ねた結果(複数回答)では、「自分のスキルや実績を具体的に伝えられたから」が59.4%で最も多かった。他にも「業界の年収相場を事前に調べて、根拠を持って交渉できたから」(43.2%)、「複数のオファーがあり、交渉しやすい状況だったから」(33.5%)といった理由も上位に挙がっている。
「今後転職活動を行う際に、年収交渉を行いたいと思うか」という質問では、「積極的に行いたい」が31.8%、「できれば行いたいが、自分で交渉できるか不安」が50.6%となった。両者を合わせると82.4%が年収交渉を希望している。
調査では、年収交渉への関心が高い一方で、交渉への心理的不安や情報不足を課題として挙げる回答が目立った。
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