「約30万円の講座、30万円上限で助成」 東京都、AIなどを学べる「若手エンジニアコース」受講者募集中申込期間は2026年8月31日まで

東京都とGovTech東京が民間の若手技術者を対象としたリスキリングプログラム「東京デジタルアカデミー 若手エンジニアコース」の令和8年度受講者を募集中だ。アプリ開発、クラウドインフラ、AI・機械学習の3分野で、「最新技術を習得した即戦力のDX人材の育成」を目指す。

» 2026年07月08日 08時00分 公開
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 東京都と一般財団法人GovTech東京(以下、GovTech東京)は2026年6月1日、「東京デジタルアカデミー 若手エンジニアコース」の令和8年度受講者の募集を開始した。令和6年度に開講した若手エンジニアコースは、「若者のキャリアアップと収入アップ、最新技術を身に付けた即戦力のDX(デジタルトランスフォーメーション)人材を都内に輩出すること」を目指している。

若手エンジニアコースの概要

 若手エンジニアコースは、以下の3つの柱で構成される。

  • 市場価値の高い技術を短期間で習得できる「アプリ開発」「クラウドインフラ」「AI・機械学習」の3分野のリスキリングプログラムを提供
  • 専任のコンシェルジュが、日々の学習における疑問解消からキャリアに関する悩みまで、受講者の希望に応じてキャリアアップの実現までサポート
  • 受講者の学びから実践、キャリア形成までを後押しするスキルアップ機会を提供

 リスキリングプログラム修了後には、30万円を上限に受講費用を助成する。

受講条件と募集人数は?

 受講対象者は、以下の1〜4の全てに該当する人となっている。

  1. 平成3年(1991年)4月2日以降生まれ
  2. IT関連の職種に従事した経験があり、引き続きIT関連の職種に従事する意思がある
  3. 就業や転職によるキャリアアップを成し遂げる意思がある
  4. 申込時点で、「東京都内に居住している」「東京都内で就業しており、参加後も都内で就業する意思がある」「都内で就業していないが、参加後に都内で就業する意思がある」のいずれかに該当する

 募集人数は500人程度で、選考によって受講者を決定する。

3分野のリスキリングプログラム、提供事業者と費用は?

 市場ニーズの高い「アプリ開発」「クラウドインフラ」「AI・機械学習」の3分野があり、受講者の経験やスキル、キャリア志向などを踏まえ、「デジタル技術の専門家集団」とするGovTech東京がプログラムを選定している。

 受講者が支払ったリスキリング講座の受講費用は、修了後に30万円を上限に助成する。助成金の交付申請から交付までは1〜2カ月程度を要する。

受講費用の助成は、リスキリングプログラム修了後の交付申請から交付まで1〜2カ月程度で行われる(提供:東京都

 各分野の講座と提供事業者、受講費用(税込)は以下の通り。

アプリ開発

 Webアプリの設計・開発に必要なフロントエンドやバックエンドの基礎から実践的な技術を学ぶ。

講座 提供事業者 受講費用(税込)
React講座(初級、中級、上級) SAMURAI 各30万円
Go講座(初級、中級、上級) SAMURAI 各30万円

クラウドインフラ

 クラウドサービスを活用したシステムの構成理解・設計・構築に関する基礎から実践的な内容を学ぶ。

講座 提供事業者 受講費用(税込)
クラウドインフラ基礎講座 キカガク 29万7000円
クラウドインフラ実践講座 クラスメソッド 33万円

AI・機械学習

 Pythonを用いたデータ分析や機械学習の基礎から実践的な活用までを学ぶ。

講座 提供事業者 受講費用(税込)
AI・機械学習講座(初級、中級、上級) SAMURAI 各30万円
AI・機械学習講座 キカガク 29万7000円

コンシェルジュによる伴走支援

 各受講者には専任のコンシェルジュがつき、キャリアアップが滞りなく進められるようにサポートする。日々の学習における疑問解消からキャリアに関する悩みまで支援するとともに、受講者の希望に応じて、書類添削や面接対策、ポートフォリオ作成などをアドバイスし、キャリアアップの達成まで伴走する。

スキルアップ機会の提供

 受講者の学びから実践、キャリア形成までを後押しするイベントを開催する。

スタートダッシュイベント

 IT企業のエンジニアなどからスキルアップの実践ノウハウを学べる講演やワークショップを開催。受講者同士が学び合えるコミュニティーの場も提供する。

マッチングイベント

 求人企業が事業紹介や求人内容の説明を行う。質疑応答や個別相談を通じて、受講者と企業のマッチングの機会を創出する。

ピッチイベント

 受講者がポートフォリオを発表し、求人企業からフィードバックを受けられる機会を提供する。評価やアドバイスを通じてスキルのアピールや改善点を明確にし、キャリアアップにつなげるという。

就業先企業にも助成金を提供する就業支援

 コンシェルジュが各受講者の経験やスキル、キャリアの希望を基に、就職/転職活動の設計をサポートする。学習や就職/転職活動の進捗(しんちょく)確認や相談対応も行い、プログラム完走に向けて継続的に支援する。

 就業先企業に対しては、受講修了者が即戦力として活躍するための外部研修受講や資格取得の費用として、20万円を上限に助成する。

申込期間8月31日まで。オンライン説明会も開催

 申込期間は2026年6月1日から同年8月31日まで。選考の結果は、登録したメールアドレス宛てに通知する。実施内容や申込方法の詳細は事業ホームページで確認できる。

 6月上旬から8月下旬までの間、オンライン説明会も開催する。

 なお本件について東京都は「2050東京戦略」の戦略11「デジタル『都政のQOSを更に高める構造改革の推進』」を推進する取り組みだとしている。

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