SEプラスが新人ITエンジニアを対象とした内定期間の学習に関する調査結果を公表。未経験者が新人研修に苦労している実態や、内定期間の事前学習の重要性などが明らかとなった。
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SEプラスは2026年6月24日、「新卒ITエンジニア 内定期間の学習に関する定点調査2026」の結果を発表した。同調査は2026年度入社の新人ITエンジニア108人を対象とし、2026年5月29日〜6月4日に実施された。
近年、DX(デジタルトランスフォーメーション)推進に伴うIT人材不足を背景に、IT未経験者を新卒エンジニアとして採用する企業が急増している。ヒューマンリソシアの「ITエンジニアへの新卒就職動向レポート(2025年6月発表)」では、新卒ITエンジニアの62.2%が理系以外の学部出身者とされている。
同調査の結果によると、新人ITエンジニアの79.6%が内定期間中の学習について「やっておくべき」(25.9%)または「どちらかといえばやっておくべき」(53.7%)と回答しており、2025年度の結果から2.6ポイント減少している。
「やっておくべき」とする理由としては、基礎に触れることで4月からの吸収力が大きく変わるという意見がある一方、「やる必要はない・どちらでもよい」とする理由としては「学生生活を優先すべき」との意見が中心を占めた。
なお入社前のIT経験値別に新人研修カリキュラムの難易度を分析した結果、IT未経験者の21.0%が「とても苦労した」、48.8%が「苦労した」と回答しており、この両者を合わせると69.8%が研修カリキュラムに付いていくのに苦労している実態がうかがえる。他方、「知識はあるが経験なし」の層においては、「苦労した」と回答したのは40.9%で、59.1%がカリキュラムに問題なく付いていけたと回答している。
内定期間中にやっておくべき学習内容としては、86.1%が「IT用語や仕組みなどの基礎知識」と回答。この項目は、過去2年の調査と同様に1位となっている。また2位はフロントエンドのプログラミング、3位はバックエンド、4位はビジネスマナー、5位はデータベース・SQLと続いている。
内定期間中に自主学習を進める際のハードルについては、「何をどこから勉強すればよいのか分からない」が1位だった。次いで2位が「モチベーションの維持」、3位が「時間が取れない」、4位が「費用がかかる」となっている。
内定期間中の望ましい学習方法について聞いたところ、「eラーニングや動画教材」が3年連続で1位となり、2位には「書籍」、3位には「研修・講座(講師あり)」が入った。「研修・講座(講師あり)」の割合は2025年度の21.9%から2026年度は38.9%となり、約1.8倍に上昇している。
SEプラスは、教材選びの迷いを解消し、限られた時間の中で効率的に知識を吸収したいというニーズから、「講師あり研修」の需要が急増したと推測している。また企業に対しては、内定者が進むべき明確な学習ロードマップを提示し、短時間で効率的に学べる仕組みやフィードバック環境を整える必要があると指摘している。
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