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「その発想はなかった」が12連発! アプリ・Webサービス・ものづくり・おばかの最先端がここにある〜MA9決勝戦レポートUXClip(38)(2/2 ページ)

450以上の応募作品の中から最終プレゼンに残った12作品を紹介する。最優秀賞は誰の手に? おばかアプリ賞を勝ち取ったAndroidアプリの開発秘話の独占インタビューも。

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最優秀賞は「1Click飲み」!

 決戦は会場に参加した人による電話投票で行われた。その結果、最優秀賞はガリとマチョによる1Click飲みが受賞、盾と賞金200万円が贈られた。


最優秀賞には賞金200万円が贈られた

 また、優秀賞および各部門賞の受賞者は以下の通り。

  • 最優秀賞:
    • 1Click飲み
  • 優秀賞:
    • Quiz Drive(クイズドライブ)
    • ANNAI Call〜多言語対応クラウド・ソーシャルコール・サービス
    • vinclu(ウィンクル)
    • 毎朝体操
  • Mashup賞:
    • Mashup Vision
  • ハードウェア賞 by gugen
    • Tempescope
  • Students賞 by Tech-Tokyo
    • Grasphy
  • U-18賞 by Life is Tech!
    • SoundGuess
  • おばかアプリ賞
    • SAMURAI AGGRESSIVE
  • Civic Hack賞
    • バスを探す 福岡
  • TechCrunchハッカソン賞 by TechCrunch Japan
    • Fuwari

おばかアプリ賞受賞「SAMURAI AGGRESSIVE」狙いは意外と真面目アプリ?

 今回、おばかアプリ賞を受賞したSAMURAI AGGRESSIVE/チーム侍に話を聞いてみたところ、これが意外と一発ネタではなく、かなり計算し尽くされて作られたことが分かった。


SAMURAI AGGRESSIVEの戦闘画面

 求職者支援訓練 モバイルクリエイター養成課第5期生でチーム侍リーダー、山中然太氏によると、SAMURAI AGGRESSIVEは「ゲームが面白いということよりも『ゲームをしている人を見るのが面白い』を目指して作った」という。ゲーム製作にはわずか2カ月、それまではAndroidアプリを作ったことがないところから、短期間でここまで登り詰めたチームだ。

 これ以前にも事業の一部(これは求職者支援訓練のプログラムとして作られている)として、徳島の川下りをテーマとしたアプリを構想していたそうだが、メンバーが上げてきた「川下りの船頭のおっちゃんが単調なので、これをアプリ化する」というアイデアを却下したそうだ。「そんなのを作るなら、おっちゃんをオカマキャラにして、それをおっちゃん自身に読んでもらった方が面白いですよね」(山中氏)。

 今回のゲームをRPGとしたのも、長く遊んでもらいたいためだという。まだ実装されていないアイデアはたくさんあり、「本当は武器も自分で作ってほしいんです。剣を作るのに、金づちを振るところもゲームにできそうですし」と述べる。

 「スマホのながら歩き」など、「昨今、問題視されているスマホとの付き合い方をプラスのイメージに変える」という大きな目的を、一見「おばか」に実現したSAMURAI AGGRESSIVE。1カ月後に向け、大幅なアップデートを施したいとのことだ。


SAMURAI AGGRESSIVEを製作したチーム侍のメンバー
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