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テキストファイルの中身を表示するには 北浦訓行 |
テキストファイルの中身を表示するには、テキストエディタでファイルを開いてもいいのだが、プログラムが重くて開くのに時間がかかったり、誤ってファイルを変更してしまう可能性がある。それよりは、moreやlessのようなページャを使うのが便利だ。
moreは、以下のように実行する。
$ more a.txt |
また、パイプを通して出力結果を受け取ることもできる。
$ ls | more |
1画面に入りきらないような大きなファイルをmoreで表示したときは、画面の区切り部分で「--続ける--(40%)」などと表示されて一時停止する。この状態のときは、コマンドを指定することができる。
moreで使用できる主なコマンドは以下のとおりだ。
Space | 次の1画面を表示する | |
Enter | 次の1行を表示する | |
/文字列 | 指定した文字列を検索する | |
n | 次の検索候補にジャンプする | |
b | 前の1画面に戻る | |
q | moreを終了する | |
h | ヘルプを表示する |
lessは、moreよりもさらに高機能だ。上記のコマンドに加えて、
j | 次の1行を表示する | |
k | 前の1行を表示する | |
f | 次の1画面を表示する | |
b | 前の1画面を表示する |
などの機能がある。また、gzipやcompressで圧縮されたファイルの一覧を展開せずに表示することもできる。
$ less d.txt.gz |
manによるヘルプの表示にもlessコマンドが使われている。通常は、moreよりもlessを使った方が便利だ。
また、viewというコマンドもある。viewコマンドは、実はviへのリンクで、viewコマンドによってファイルを開くと、viがreadonlyモードで起動する。
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