Linux
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プロセスを監視するには
北浦訓行
2001/5/24
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Linuxを使用していて、突然動作が重くなってしまったときなどは、プロセスの状態を監視して原因を突き止める。プロセスを監視するには、topコマンドを使用するのが便利だ。シェルで、「top」と入力して[Enter]キーを押すと、以下の画面が表示される。
午前10時50分 稼働 9分間, 2 ユーザ, 負荷平均率:
0.00, 0.04, 0.04
プロセス: 合計 58, 待機中 57, 実行中 1, ゾンビ 0, 停止中 0
CPU状態 : ユーザ 0.3%, システム 0.7%, nice 0.0%, 待機98.8%
メモリ : 合計 62588K, 59468K使用, 3120K空き, 33172K共有, 4956Kバッファ
スワップ: 合計 68504K, 0K使用, 68504K空き 34692Kキャッシュ
PID ユーザ 優先 NI サイズ 常駐 共有 状態 LIB
%CPU %MEM 時間 コマンド
859 root 19 0 1116
1116 812 R 0 1.1 1.7 0:03
top
1 root 0 0 480 480 412
S 0 0.0 0.7 0:06
init
2 root 0 0 0 0 0
SW 0 0.0 0.0 0:00
kflushd
3 root 0 0 0 0 0
SW 0 0.0 0.0 0:00
kupdate
4 root 0 0 0 0 0
SW 0 0.0 0.0 0:00
kpiod
5 root 0 0 0 0 0
SW 0 0.0 0.0 0:00
kswapd
6 root -20 -20 0 0 0
SW< 0 0.0 0.0 0:00
mdrecoveryd
7 root 0 0 0 0 0
SW 0 0.0 0.0 0:00
khubd
302 root 0 0 688 688 572
S 0 0.0 1.0 0:00
pump
346 bin 0 0 408 408 328
S 0 0.0 0.6 0:00
portmap
369 root 0 0 572 572 484
S 0 0.0 0.9 0:00
rpc.statd
383 root 0 0 468 468 412
S 0 0.0 0.7 0:00
apmd
427 root 0 0 580 580 476
S 0 0.0 0.9 0:00
automount
480 root 0 0 560 560 460
S 0 0.0 0.8 0:00
syslogd
489 root 0 0 848 848 396
S 0 0.0 1.3 0:00
klogd
503 nobody 0 0 632 632 528
S 0 0.0 1.0 0:00
identd
506 nobody 0 0 632 632 528
S 0 0.0 1.0 0:00
identd |
初期設定では、プロセスの状態が5秒おきに更新される。この状態で、コマンドを入力してスクリーンを再描画したり、ソートしたり、タスクをkillしたりできる。主なコマンドは以下のとおり。
|
コマンド
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内容
|
|
^L |
スクリーンの再描写 |
|
hまたは? |
ヘルプの表示 |
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c |
コマンド名とコマンドライン表示の切り替え |
|
l |
負荷平均の表示のオン・オフ |
|
m |
メモリ情報の表示のオン・オフ |
|
t |
概略情報の表示のオン・オフ |
|
k |
タスクのKill |
|
N |
PIDによるソート |
|
A |
実行時間によるソート |
|
P |
CPU使用率によるソート |
|
M |
メモリ使用率によるソート |
|
T |
時間によるソート |
|
u |
特定ユーザーだけを表示する |
|
nまたは# |
表示するプロセス数の設定 |
|
s |
更新間隔(単位は秒)の設定 |
|
W |
設定ファイル"~/.toprc"の保存 |
|
q |
topの終了 |
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