Linux Tips

ktermでスクロールするには

北浦訓行
2001/7/5

 ktermでスクロールする(新しい行が表示されたことによって、ウィンドウから消えてしまった文字を表示すること)には、[Shift]+[PageUp]キーおよび[Shift]+[PageDown]キーを使用する。[Shift]+[PageUp]キーを押すと画面が上方にスクロールし、[Shift]+[PageDown]キーを押すと画面が下方にスクロールする。

 ディストリビューションによっては、ktermの実行時にスクロールバーが表示されないことがある。スクロールバーが表示されないと、どこまで画面をさかのぼっているかが分からないので何かと不便だ。

 ktermでスクロールバーを表示するには、-sbオプションを付けてktermコマンドを実行すればいい。また、-slオプションでスクロール行数を指定することもできる。具体的には、「-sl 200」とすると200行スクロールできるようになる。

 起動時にスクロールバーが表示されるようにするには、~/.Xdefaultsファイルに以下の行を追加する。Turbolinux 6.0 Workstationの場合は、最下行にkterm関連の記述があるので、そこに追加すればいいだろう。

KTerm*scrollBar: true

 起動されているktermでスクロールバーを表示するときは、[Ctrl]キーを押しながらマウスの中ボタンをクリック(マイクロソフトのIntelliMouseを使用しているときは、[Ctrl]キーを押しながらホイールをクリック)して、表示されるメニューから[スクロールバーの表示]を選択する。

[Ctrl]キーを押しながらマウスの中ボタンをクリックすると表示されるVTオプションメニュー

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