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LILOをインストールする際にエラーが発生する 北浦訓行 |
LILOのインストール時にエラーが発生する原因はいくつかある。主な原因と対応は以下のとおりだ。
- BIOSのアンチウイルス機能が有効になっている
BIOSの設定でアンチウイルス機能が有効になっていると、MBR(マスターブートレコード)への書き込みができないのでエラーになる。BIOSの設定画面を起動して、アンチウイルス機能をオフにして、LILOを再インストールする。
- LILOのバージョンが古く、またLBAが無効化されている
LILO 21.3よりも以前のバージョンを使用していて、IDEのHDDでBIOSのLBAモードが無効に設定されているとエラーになる。BIOSのLBAモードを有効にする。
- SCSI HDDとリニアモード
リニアモードでなければ起動しないタイプのSCSI HDDを使用しているとエラーになる。LILOのインストール時に、[リニアモードを使用する]をオンにする。
- 複数のDOSパーティションがある
複数のDOSパーティションがあり、それぞれにWindowsがインストールされていると、それぞれのブートラベル(/etc/lilo.confのlabel=で指定される)がdosという名前で重複してエラーになる。重複しない名前に変更するか、項目を削除する。
ただし、Linuxのインストール中に上記の対策を行うことは難しいので、取りあえずLILOのインストールを飛ばして次へ進み、起動ディスクを作成する。インストールが終了したら、その起動ディスクでLinuxを起動して/etc/lilo.confを編集する(BIOSの設定変更が必要であれば、PCの再起動時に行う)。
/etc/lilo.confの編集が終わったら、liloコマンドを実行してLILOの設定を反映する。
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