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グラフィカルログインでログインしてもすぐにログアウトしてしまう 北浦訓行 |
グラフィカルログイン画面からログインしてもすぐにログアウトしてしまうときは、~/.xsession-errorというファイルを開いてみよう。このファイルにはエラーの内容が記録されている。
一般的には、以下のような原因が考えられる。
- ~/.xsessionの中でウィンドウマネージャを実行していない
- ~/.xsessionの中でウィンドウマネージャをバックグラウンドで実行するように設定してしまった
とはいうものの、.xsessionファイルを編集しようにも、ログインできないのではどうしようもない。そのようなときは、グラフィカルログイン画面の[Failsafe]モード(Vine Linuxの場合は[修復モード])を使用する。
Red Hat Linux 7.1やTurbolinux 7 Workstationの場合は、グラフィカルログイン画面の[セッション]メニューをクリックし、[Failsafe]を選択する。Vine Linux 2.1.5の場合は、同じく[デスクトップ]メニューをクリックし、[修復モード]を選択する。
Red Hat Linux 7.1のグラフィカルログイン画面で、[セッション]メニューの[Failsafe]を選択 |
続いてユーザー名とパスワードを入力すると、bashのウィンドウが表示される。
[Failsafe]モードで起動したbashの画面。バックスクロールは可能だが、ウィンドウの移動などはできない |
ここで~/.xsessionをテキストエディタで開いて、問題となる部分を修正すればいい。例えば、以下の内容であればグラフィカルログイン後にktermが起動する。
kterm & |
exitコマンドでbashを終了すると、グラフィカルログインの画面に戻る。
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