Linux Tips | |
チャットをするには 北浦訓行 |
Linuxには、talkというチャット用のコマンドがあり、それを実行すればチャットを行うことができる。
チャットを始めるには、「talk foo@localhost」のように、「相手のユーザーID@ホスト名」を指定する。
$ talk foo@localhost |
nori@localhostのターミナル |
すると、相手側のターミナルにチャットを求められている旨のメッセージが表示される。
Message from Talk_Daemon@pc01 at 10:53 ... |
foo@localhostのターミナル |
シェルのプロンプトは消えてしまうが、そのままfoo@localhost側でも相手を指定してtalkコマンドを実行すると、チャットが始まる。
$ talk nori@localhost |
foo@localhostのターミナル |
talkの画面。上半分に自分が入力した文字が表示され、下半分に相手の入力したメッセージが表示される |
talkを終了するには、[Ctrl]+[C]キーを押す。押した瞬間にtalkは終了し、相手側のターミナルにも「Connection closed. ^C to exit」というメッセージが表示される。相手側も[Ctrl]+[C]キーを押せば、talkコマンドは終了して、シェルに戻る。
なお、Vine Linux 2.1.5にはtalkコマンドがインストールされていないので、デフォルトの状態では利用することはできない。
また、talkコマンドはin.talkdというデーモンを使用するため、このデーモンが起動されていないと(または、起動を許されていないと)、チャットはできない。
Linux Tips Index |
Linux Squareフォーラム Linux Tipsカテゴリ別インデックス |
|
Linux & OSS フォーラム 新着記事
- 【 pidof 】コマンド――コマンド名からプロセスIDを探す (2017/7/27)
本連載は、Linuxのコマンドについて、基本書式からオプション、具体的な実行例までを紹介していきます。今回は、コマンド名からプロセスIDを探す「pidof」コマンドです。 - Linuxの「ジョブコントロール」をマスターしよう (2017/7/21)
今回は、コマンドライン環境でのジョブコントロールを試してみましょう。X環境を持たないサーバ管理やリモート接続時に役立つ操作です - 【 pidstat 】コマンド――プロセスのリソース使用量を表示する (2017/7/21)
本連載は、Linuxのコマンドについて、基本書式からオプション、具体的な実行例までを紹介していきます。今回は、プロセスごとのCPUの使用率やI/Oデバイスの使用状況を表示する「pidstat」コマンドです。 - 【 iostat 】コマンド――I/Oデバイスの使用状況を表示する (2017/7/20)
本連載は、Linuxのコマンドについて、基本書式からオプション、具体的な実行例までを紹介していきます。今回は、I/Oデバイスの使用状況を表示する「iostat」コマンドです。
|
|