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X Window Systemで最新のビデオドライバを使うには 北浦訓行 |
新しく購入したPCにLinuxをインストールしたところ、Xが起動しない。そのような場合には、最新版のビデオドライバを試してみると動作することがある。ここでは、S3のSavage4(Shuttle FV24の統合チップセットPL133に内蔵されたビデオチップ)のビデオドライバを最新版に更新してみる。
最新版のドライバは、グラフィックカードのメーカーやグラフィックチップのWebサイトに用意されていることが多い。Savege4の場合は、インターネットで検索したところ、http://www.probo.com/timr/savage40.htmlからダウンロードできることが分かった。
まず、ダウンロードする前にこのWebサイトにあるドライバがPL133をサポートしているかをチェックしよう。PCIデバイスの情報を表示するコマンドであるlspciを実行する。
# lspci |
以上により、PL133のVGAデバイスが8a25だと分かる。上記のWebサイトには、
・ProSavage PM133 8A25
としてサポートされていることが書かれている。
次に、ドライバをダウンロードする。ダウンロード可能なドライバの一覧があるので、「savage_drv.o driver binary for Linux/x86」からxf41sav.tgzをダウンロードする。展開すると、savage_drv.oというファイルが作成される。
新しいドライバをコピーする前に、念のため古いドライバをバックアップする。
# cd /usr/X11R6/lib/modules/drivers/ |
そして、新しいドライバをコピーする。
# cp /tmp/savage_drv.o . |
後は、XconfiguratorコマンドでX Window Systemの設定を行う。カードの選択画面では、[S3 Savage4]を選択すればいいだろう。以上で作業は終了だ。startxコマンドでX Window Systemを起動してみよう。
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