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iノードの情報を調べるには 北浦訓行 |
iノードとは、ファイルの所有者やサイズ、アクセス権限、作成日時、データ領域へのポインタなどの各種情報を記録するための領域だ。UNIX系のOSは、ファイルを実際のデータ領域とiノードに分けて管理している。
Linuxで一般的に使われているext2というファイルシステムでは、ファイルシステムの作成時にiノードの最大数を決定する。この数は後から変更できないので、場合によってはファイルやディレクトリをたくさん作成すると、ディスクに空き領域があってもiノードが不足して、それ以上ファイルを作成できなくなる可能性がある。iノードが不足しないように、たまには調べてみた方がいいだろう。
iノードの割当数などを調べるには、-iオプション付きでdfコマンドを実行する。
$ df -i |
「Inodes」は割り当て可能なiノードの数、「IUsed」はすでに割り当てられているiノードの数、「IFree」はまだ割り当てられていないiノードの数を表している。
特定のファイルやディレクトリのiノード情報を表示するには、statコマンドが便利だ。
$ stat -l program |
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