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X Window SystemのウィンドウIDを知るには
北浦訓行
2002/4/11
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X Window Systemで開かれているウィンドウには「ウィンドウID」というユニークな番号が割り振られる。このウィンドウIDは、xwininfoコマンドで調べられる。例えば、xwininfoコマンドを実行すると画面には以下のメッセージが表示され、マウスポインタが「+」の形に変わる。
$ xwininfo
xwininfo: Please select the window about which you
would like information by clicking the
mouse in that window. |
この状態で、ウィンドウIDを調べたいウィンドウをクリックすると、そのウィンドウの情報が表示される。
xwininfo: Window id: 0x1400462 (has no name)
Absolute upper-left X: 129
Absolute upper-left Y: 90
Relative upper-left X: 6
Relative upper-left Y: 22
Width: 800
Height: 550
Depth: 16
Visual Class: TrueColor
Border width: 0
Class: InputOutput
Colormap: 0x20 (installed)
Bit Gravity State: ForgetGravity
Window Gravity State: NorthWestGravity
Backing Store State: NotUseful
Save Under State: no
Map State: IsViewable
Override Redirect State: no
Corners: +129+90 -95+90 -95-128 +129-128
-geometry 800x550-89+68 |
1行目の「Window id: 」に続く「0x〜」という数字がウィンドウIDだ。見てのとおり、xwininfoではウィンドウID以外にもさまざまな情報が表示される。単にウィンドウIDだけを取得する場合は、以下のようにxwininfoの出力から必要な部分を抜き出せばいいだろう。
$ xwininfo |grep '^xwininfo: Window id:' | awk '{print $4}'
0x1400462 |
ウィンドウIDは、例えばxwdコマンドでスクリーンショットを取る場合などに利用できる。
$ xwd -frame -id 0x1400462 -out foo.xwd |
とすると、ウィンドウIDが0x1400462のウィンドウをfoo.xwdというファイル名で保存する。
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