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仮想コンソールの数を減らすには
北浦訓行
2002/6/6
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複数のコンソールを切り替えて使うにはで紹介したように、Linuxは「仮想コンソール」機能をサポートしているので、1人のユーザーが複数の仮想的なコンソールからログインして異なる作業を行ったり、複数のユーザーが別の仮想コンソールから同時にログインすることができる。
この機能はとても便利なのだが、使わないときはリソースを無駄に消費してしまうので、必要がなければ数を減らすといいだろう。ちなみに、Red
Hat Linuxなどでは初期設定で6つの仮想コンソールが使用可能になっている。自分のシステムで、仮想コンソールがいくつ起動しているかを調べるには、auxオプションを付けてpsコマンドを実行する。
$ ps aux
(省略)
root 1012 0.0 0.0 1344 400 tty1 S 01:07 0:00 /sbin/mingetty tt
root 1013 0.0 0.0 1344 400 tty2 S 01:07 0:00 /sbin/mingetty tt
root 1014 0.0 0.0 1344 400 tty3 S 01:07 0:00 /sbin/mingetty tt
root 1015 0.0 0.0 1344 400 tty4 S 01:07 0:00 /sbin/mingetty tt
root 1016 0.0 0.0 1344 400 tty5 S 01:07 0:00 /sbin/mingetty tt
root 1017 0.0 0.0 1344 400 tty6 S 01:07 0:00 /sbin/mingetty tt
(省略) |
仮想コンソールの起動は/etc/inittabで指定されている。従って、rootで/etc/inittabを開いて以下の行をコメントアウトする。
# Run gettys in standard runlevels
1:2345:respawn:/sbin/mingetty tty1
# 2:2345:respawn:/sbin/mingetty tty2 ←コメントアウト
# 3:2345:respawn:/sbin/mingetty tty3 ←コメントアウト
# 4:2345:respawn:/sbin/mingetty tty4 ←コメントアウト
# 5:2345:respawn:/sbin/mingetty tty5 ←コメントアウト
# 6:2345:respawn:/sbin/mingetty tty6 ←コメントアウト |
これで再起動すれば、仮想コンソールはなくなる。念のため、psコマンドで見てみよう。
$ ps aux
(省略)
root 996 0.0 0.0 1352 496 ? S 01:23 0:00 rhnsd --interval
root 1012 0.0 0.0 1344 400 tty1 S 01:23 0:00 /sbin/mingetty tt
root 1015 0.3 0.1 1696 748 ? S 01:23 0:00 in.telnetd: 192.1
(省略) |
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