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RPMパッケージの依存性を調べるには
北浦訓行
2002/7/25
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RPMでプログラムなどをインストールする際、「○○は、××に必要とされています」というエラーメッセージが表示されて、インストールできないことがある。この場合は指定された別のパッケージをインストールするしかないのだが、そのパッケージでも同様のメッセージが表示されることがある。つまり、AというパッケージにはBパッケージが必要で、Bパッケージには、Cパッケージが必要なのだ。
Aパッケージ→Bパッケージ→Cパッケージ
上記のように依存関係が直線的なら分かりやすいが、AパッケージをインストールするにはBとDパッケージが必要で、DパッケージにはさらにEとFパッケージが必要……ということも起こり得る。
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Aパッケージ |
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Bパッケージ |
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Cパッケージ |
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Dパッケージ |
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Eパッケージ |
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Fパッケージ |
これほど複雑になることはあまりないが、そうなってしまった場合はrpmコマンドで依存関係を十分に調べた方がいいだろう。rpmコマンドを-qpRオプション付きで実行すると、対象となるパッケージが必要としているプログラムやライブラリのバージョンなどを詳しく表示する。例えば、netatalk-1.5.3.1-4.i386.rpmの依存関係は以下のようになっている。
$ rpm -qpR netatalk-1.5.3.1-4.i386.rpm
/sbin/chkconfig
/sbin/service
pam >= 0.56
/etc/pam.d/system-auth
tcp_wrappers
openssl
cracklib
/bin/sh
rpmlib(PayloadFilesHavePrefix) <= 4.0-1
rpmlib(CompressedFileNames) <= 3.0.4-1
/bin/sh
/usr/bin/perl
libcrack.so.2
libcrypto.so.2
libcrypt.so.1
(省略) |
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