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適当な名前のファイルやディレクトリを作成するには
北浦訓行
2002/9/12
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プログラムの出力をファイルに書き出す場合などに、適当な名前のファイルやディレクトリを作成しなければならないことがある。そのようなときには、mktempコマンドを使用するといい。mktempコマンドは、ファイル名に「XXXXXX」のように大文字の「X」を6つ連続して指定すると、その部分にランダムな文字や数字を充ててファイルを作成する。
$ mktemp tmp.XXXXXX
tmp.BdE4E9
$ mktemp tmp.XXXXXX
tmp.ilM4hd
$ ls
tmp.BdE4E9 tmp.ilM4hd ←2つのファイルが作成された |
-dオプションを付けてmktempコマンドを実行すると、ランダムな名前でディレクトリを作成できる。
$ mktemp -d tmp.XXXXXX
tmp.LYBfZG
$ ls
tmp.BdE4E9 tmp.LYBfZG/ tmp.ilM4hd ←ディレクトリが作成された |
ここでは便宜的に作成するファイル名の先頭に「tmp.」を付けたが、付けなくても問題はない。
なお、mktempコマンドで指定する「X」の数は6つ以上でなければならない。「X」の数が6未満だと、以下のようにエラーになる。ちなみに、6つよりも多くした場合は多い分が「X」のままになる。
$ mktemp tmp.XXXXX
Cannot create temp file tmp.XXXXX ←「X」が6つよりも少ないとエラーになる
$ mktemp tmp.XXXXXXXX
tmp.XXCibzJa ←「.」直後の2つの「X」がそのままになっている |
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