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スワップ領域を既存パーティション上に確保するには
北浦訓行
2003/1/9
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Linuxをインストールすると、ハードディスク上にスワップ専用のパーティションが作成される。普通はそれで問題ないが、一時的に巨大なデータを扱う必要があるなどの理由で、スワップ領域を拡張したい場合がある。
パーティションのサイズを変更する方法もあるが、これはデータ損失などのリスクを伴う。そのようなときは、スワップ領域をファイルとして確保するといいだろう。
最初に、ddコマンドでスワップ領域として利用するファイルを作成する。以下の例では、/に「swap」という名前で128Mbytesのスワップ用ファイルを作成している。
# dd if=/dev/zero of=/swap bs=1024 count=131072
読み込んだブロック数は 131072+0
書き込んだブロック数は 131072+0
# ls -l /
合計 131305
(省略)
-rw-r--r-- 1 root root 134217728 Dec 23 17:15 swap
(省略) |
次に、作成したファイルをスワップ領域として初期化する。初期化には、mkswapコマンドを使用する。
# mkswap /swap
Setting up swapspace version 1, size = 131068K |
初期化したら、swaponコマンドでそのスワップファイルを有効化する。
以上で、スワップ領域が128Mbytes分増えたはずだ。確認するには、以下のコマンドを実行するといい。
# cat /proc/swaps
Filename Type Size Used Priority
/dev/sda3 partition 522104 0 -1
/swap file 131064 0 -2 |
また、次のコマンドでは、トータルのサイズが表示される。
# cat /proc/meminfo
total: used: free: shared: buffers: cached:
Mem: 262008832 258203648 3805184 0 42266624 150315008
Swap: 668844032 0 668844032 ←スワップのサイズ
MemTotal: 255868 kB
(省略) |
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