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rpmコマンドがハングアップしてしまうときは 北浦訓行 |
rpmコマンドでRPMファイルをインストールしているときにrpmコマンドがクラッシュすると、それ以降にrpmコマンドを実行してもインストールなどの作業ができなくなることがある。そのような場合は、[Ctrl]+[Z]キーを押してジョブをストップし、強制終了するしかない(ハングアップしたプログラムを強制終了するには参照)。しかし、再度rpmコマンドを実行すると、同じような結果になってしまう。
これは、rpmコマンドが利用しているRPMパッケージのデータベースが壊れてしまったことが原因だ。こうなってしまったら、rootでログインして--rebuilddbオプションを付けてrpmコマンドを実行する。
# rpm --rebuilddb |
この処理にはかなり時間がかかるので、辛抱強く待たなくてはならない。ちなみに、RPMパッケージのデータベースは/var/lib/rpmにある__db.001、__db.002、__db.003の3つのファイルだ。
なお、筆者が確認した限りでは、rpm --rebuilddb実行後に「error: db4 error(16) from dbenv->remove: Device or resource busy」というエラーが表示されるが、データベースの再構築はうまくいっているようだ。
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