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圧縮ファイル中の特定のファイルを表示・展開するには(KDE編) 北浦訓行 |
Windowsでは、エクスプローラに似た画面構成のツールを使って圧縮ファイルの表示・展開を行うことが多いが、KDEでも同様のツールが用意されている。それがArkだ。
Turbolinux 8 WorkstationでArkを起動するには、Kメニューの[ユーティリティ]-[アーカイバ]を選択する。すると、[Ark]のウィンドウが表示される。Red Hat Linux 9のKDEでは、メニューにArkは登録されていないようだ。従って、メニューの[コマンドを実行]を選択して、[コマンド]ボックスに「ark」と入力して[実行]ボタンをクリックする。
圧縮ファイルを表示・展開(Arkでは展開のことを「解凍」と呼ぶ)するには、KonquarorからArkに圧縮ファイルをドラッグ&ドロップするか、ツールバーの[開く]ボタンをクリックして、[開く]ダイアログボックスで圧縮ファイルを指定する。すると、圧縮ファイルの内容が一覧表示される。
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圧縮ファイル(例ではtmp.tar.bz2)をArkにドラッグ&ドロップすると、ファイルの一覧が表示される |
すべてのファイルを展開する場合は、ツールバーの[解凍]ボタンをクリックする。すると、[解凍]ダイアログボックスが表示される。[解凍先]を入力(ボックスの右にあるアイコンをクリックすると、ダイアログボックスから選択できる)して、[全て]オプションがオンになっていることを確認し[OK]ボタンをクリックすると、全ファイルが展開される。
特定のファイルだけを展開する場合は、展開したいファイルを選択してツールバーの[解凍]ボタンをクリックする。[解凍]ダイアログボックスで[解凍先]を入力して、[現在の]オプションがオンになっていることを確認して[OK]ボタンをクリックすると、選択したファイルが展開される。
また、ファイルを選択して、ツールバーの[参照]ボタンをクリックすると、そのファイルを表示できる。
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