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Ogg Vorbisのデータを再生するには 北浦訓行 |
MP3の音声圧縮技術は一企業が特許を所有しているため、その技術を利用するには使用料を支払わなければならない。従って、個人が作曲した音楽をMP3で無料配信するといった利用法が難しくなる可能性がある。このような状況で注目を集めているのが、Ogg Vorbisという音声圧縮フォーマットだ。
Ogg Vorbis(http://www.vorbis.com/)は、仕様がパブリックドメインで、商用・非商用を問わず無料で使用できる。また、Ogg Vorbisのライブラリやユーティリティは、GPLで配布されている。
Ogg Vorbisは、Red Hat Linux 9やTurbolinux 8 Workstationの場合、デフォルトでインストールされる。また、XMMSがOgg Vorbisに対応しているため、特に何の準備もせずに再生できる。
XMMSでOgg Vorbisのデータが再生可能かどうかを確かめるには、XMMS上の適当な場所を右クリックして、メニューの[オプション]−[設定]を選択する。[設定]ダイアログボックスの[オーディオ入出力プラグイン]パネルに[Ogg Vorbisプレイヤー 1.2.7 [libvorbis.so]]があれば再生可能だ。
Ogg Vorbisが再生可能なXMMSの[設定]ダイアログボックス |
Vine Linuxでは、Vine PlusにRPMファイルが用意されている。以下のファイルをダウンロードする。
- vorbis-tools-1.0-0vl1.i386.rpm
- libogg-1.0-0vl1.i386.rpm
- libvorbis-1.0-0vl1.i386.rpm
- xmms-vorbis-1.2.7-0vl5.i386.rpm
- arts-1.1.2-0.26vl1.i386.rpm
- curl-7.9.8-0vl1.i386.rpm
rootでログインして、rpmコマンドでインストールする。サブディレクトリに上記のファイルしかない場合は*.rpmでまとめて指定すればいい。
# rpm -ihv *.rpm |
そうでない場合は、それぞれのファイルを指定する。
# rpm -ihv libogg-1.0-0vl1.i386.rpm libvorbis-1.0-0vl1.i386.rpm vorbis-tools-1.0-0vl1.i386.rpm xmms-vorbis-1.2.7-0vl5.i386.rpm libao-0.8.3-0vl1.i386.rpm curl-7.9.8-0vl1.i386.rpm arts-1.1.2-0.26vl1.i386.rpm |
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