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 OpenOffice.orgのデフォルトフォントを日本語にするには 
北浦訓行 
              2003/7/17 
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 OpenOffice.orgの日本語化はかなり進んでいるが、フォントの設定などを行わないと、日本語が正しく表示されないといった問題が発生する。
 Red Hat Linuxは8.0以降のバージョンでOpenOffice.orgを標準搭載して、パネルにもOpenOffice.org WriterやOpenOffice.org Calcなどがデフォルトで登録されているにもかかわらず、そのまま日本語を入力すると文字化け(見た目は空白が入力された状態)が起きる。
 OpenOffice.org日本ユーザー会(http://ja.openoffice.org/)は、「OpenOffice.org日本語版導入プログラム」(JCP)を作成しており、これを導入することで日本語関連の文字化けを解消できる。まず、http://openoffice-docj.sourceforge.jp/document/develop/jcp/からLinux版のJCPをダウンロードする。ファイル名は、OOo_ja_config0.5.2.tar.gzだ。ダウンロードしたら、適当なディレクトリで展開する。
$ tar zxf OOo_ja_config0.5.2.tar.gz 
$ cd OOo_ja_config | 
 続いてJCPをインストールするのだが、通常のインストール(インストールしたユーザーだけがOpenOffice.orgを使える)とネットワークインストール(全ユーザーがOpenOffice.orgを使える)とでは手順が違うので、注意が必要だ。通常のインストールの場合、以下のコマンドを実行する。
$ ./ja_config -g "Kochi Gothic" -m "Kochi Mincho" -u "Kochi Gothic" ~/.openoffice/ 
OpenOffice.orgのインストール先は「/home/nori/.openoffice」でよろしいですか?(y/n) 
y ←「y」を入力して[Enter]キーを押す 
完了 | 
| 注:インストール先のディレクトリはディストリビューションによって異なるので注意。上記はRed Hat Linuxの場合。 | 
 Red Hat Linuxの場合はネットワークインストールされるため、圧縮ファイルを展開したら、rootでインストールを実行してさらに各ユーザーでインストールする必要がある。
$ tar zxf OOo_ja_config0.5.2.tar.gz 
$ cd OOo_ja_config 
$ su ←rootでログイン 
Password: 
# ./ja_config -g "Kochi Gothic" -m "Kochi Mincho" -u "Kochi Gothic" -net /usr/lib/openoffice/ 
OpenOffice.orgのインストール先は「/usr/lib/openoffice」でよろしいですか?(y/n) 
y ←「y」を入力して[Enter]キーを押す 
完了 
# exit | 
 続いて、ユーザーでインストールを実行する。
$ ./ja_config -g "Kochi Gothic" -m "Kochi Mincho" -u "Kochi Gothic" -work ~/.openoffice 
OpenOffice.orgのインストール先は「/home/nori/openoffice」でよろしいですか?(y/n) 
y ←「y」を入力して[Enter]キーを押す 
完了 | 
 ネットワークインストールされたOpenOffice.orgに対して、通常インストールの手順でJCPをインストールすると、OpenOffice.orgが起動しなくなる。間違えてしまった際は、以下のコマンドで~/.openofficeディレクトリを削除する。ただし、設定がデフォルトに戻ってしまう。
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