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WindowsでLinuxパーティションを読み書きするには 北浦訓行 |
WindowsとLinuxをデュアルブートで使い分けている場合、別のOSで作成したファイルが必要になることがある。Linuxで起動しているときは、Windowsのパーティションをマウントできるが(NTFSの場合はカーネルの再構築が必要)、WindowsでLinuxのext2/ext3パーティションに保存されたファイルを読み出すには、専用のアプリケーションが必要となる。
WindowsからLinuxパーティション(ext2/ext3)を読み出すプログラムは、フリーソフトのExplore2fsやパッケージソフトとして販売されているLinuxDrive for Windowsがある。
Explore2fsは、Explore2fsのWebページ(http://uranus.it.swin.edu.au/~jn/linux/explore2fs.htm)からダウンロードできる。原稿執筆時点での最新版は、バージョン1.00 pre 6(explore2fs-1.00pre6.zip)だ。ダウンロードしたファイルを展開して、explore2fs.exeを実行すると、エクスプローラ風のウィンドウが表示される。
左のペインにパーティションが表示されるので、読み出したいファイルがあるパーティションの左にある[+]マークをクリックする。ディレクトリの一覧が表示されるので、目的のファイルがあるディレクトリをクリックすると、右のペインにファイルの一覧が表示される。後は、ドラッグ&ドロップでそのファイルをコピーすればいい。
Explore2fsの画面(画像をクリックすると拡大表示します) |
ただし、Explore2fsは日本語のファイル名を扱うことができないので、その点は注意が必要だ。
LinuxDrive for Windows(http://www.holonlinux.com/products/linuxdrive/linuxdrive/)は、ホロンが発売しているパッケージソフトだ。エクスプローラ風のウィンドウで直接ファイル操作を行うExplore2fsとは違って、Windows上でマウント作業を行うため、LinuxのパーティションをWindows上の1ドライブとして扱えるようになる。
LinuxDrive for WindowsによるLinuxパーティションのマウント作業(画像をクリックすると拡大表示します) |
それによって、Windowsのエクスプローラはもちろんのこと、さまざまなアプリケーションからでもLinuxパーティションに対してファイルの読み込み/保存が可能となる。日本語のファイル名も問題ない。
Windowsのエクスプローラで開いたLinuxパーティション(画像をクリックすると拡大表示します) |
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