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Red Hat Networkの接続でエラーが表示される 北浦訓行 |
2003年8月29日以降にRed Hat Networkを利用しようとすると、下の画面のようなエラーが表示される場合がある。
Red Hat Network接続時のエラー |
上記の画面は、X Window SystemでRed Hat Network Alertを利用したときに表示される。コンソールでup2dateコマンドを実行したときは、以下のようなメッセージが表示されるはずだ。
# up2date -u |
これは、Red Hat Networkクライアントプログラムに含まれるSSL証明書の有効期限が切れたのが原因だ。従って、Red Hat Networkクライアントのアップデートを行えば、またRed Hat Networkが利用できるようになる。
まず、以下のコマンドを実行して、up2dateコマンドのバージョンを調べる。
# rpm -q up2date |
アップデートの対象となるバージョンは、以下のとおりだ。
Red Hat Linux 7.x | up2date-2.8.40-3.7.xより古いバージョン | |
up2date-gnome-2.8.40-3.7.xより古いバージョン | ||
Red Hat Linux 8.0 | up2date-3.0.7.2-1より古いバージョン | |
up2date-gnome-3.0.7.2-1より古いバージョン | ||
Red Hat Linux 9 | up2date-3.1.23.2-1より古いバージョン | |
up2date-gnome-3.1.23.2-1より古いバージョン |
上記に該当する場合は、Red Hat Network Client SoftwareのWebページ(https://rhn.redhat.com/help/latest-up2date.pxt)にアクセスして、「RHSA-2003-267 for Red Hat Linux.」のリンクをクリックする。すると、各Red Hat Linuxのバージョンに該当するファイルがダウンロードできるWebページが表示される。
例えばRed Hat Linux 9の場合、以下のRPMファイルをダウンロードすることになる。
- up2date-3.1.23.2-1.i386.rpm
- up2date-gnome-3.1.23.2-1.i386.rpm
ダウンロードしたら、以下のコマンドでインストールを行う。
# rpm -Fvh up2date-*.rpm |
以上で、再びRed Hat Linuxを利用できるようになる。すぐにパッケージの更新を確認したいときは、Red Hat Network Alertのアイコンを右クリックして、表示されるメニューの[更新をチェックします]を選択すればいい。
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