Linux Tips

Red Hat Networkの接続でエラーが表示される

北浦訓行
2003/9/11

 2003年8月29日以降にRed Hat Networkを利用しようとすると、下の画面のようなエラーが表示される場合がある。

Red Hat Network接続時のエラー

 上記の画面は、X Window SystemでRed Hat Network Alertを利用したときに表示される。コンソールでup2dateコマンドを実行したときは、以下のようなメッセージが表示されるはずだ。

# up2date -u
There was an SSL error: [('SSL routines', 'SSL3_GET_SERVER_CERTIFICATE', 'certificate verify failed')]

 これは、Red Hat Networkクライアントプログラムに含まれるSSL証明書の有効期限が切れたのが原因だ。従って、Red Hat Networkクライアントのアップデートを行えば、またRed Hat Networkが利用できるようになる。

 まず、以下のコマンドを実行して、up2dateコマンドのバージョンを調べる。

# rpm -q up2date
up2date-3.1.23.1-5

 アップデートの対象となるバージョンは、以下のとおりだ。

  Red Hat Linux 7.x  up2date-2.8.40-3.7.xより古いバージョン
  up2date-gnome-2.8.40-3.7.xより古いバージョン
  Red Hat Linux 8.0  up2date-3.0.7.2-1より古いバージョン
  up2date-gnome-3.0.7.2-1より古いバージョン
  Red Hat Linux 9  up2date-3.1.23.2-1より古いバージョン
  up2date-gnome-3.1.23.2-1より古いバージョン

 上記に該当する場合は、Red Hat Network Client SoftwareのWebページ(https://rhn.redhat.com/help/latest-up2date.pxt)にアクセスして、「RHSA-2003-267 for Red Hat Linux.」のリンクをクリックする。すると、各Red Hat Linuxのバージョンに該当するファイルがダウンロードできるWebページが表示される。

 例えばRed Hat Linux 9の場合、以下のRPMファイルをダウンロードすることになる。

  • up2date-3.1.23.2-1.i386.rpm
  • up2date-gnome-3.1.23.2-1.i386.rpm

 ダウンロードしたら、以下のコマンドでインストールを行う。

# rpm -Fvh up2date-*.rpm
Preparing...              ##################################### [100%]
   1:up2date              ##################################### [ 50%]
   2:up2date-gnome        ##################################### [100%]

 以上で、再びRed Hat Linuxを利用できるようになる。すぐにパッケージの更新を確認したいときは、Red Hat Network Alertのアイコンを右クリックして、表示されるメニューの[更新をチェックします]を選択すればいい。

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