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Palm OSのPDAのデータを共有するには(Vine Linux編)
北浦訓行
2003/11/6
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VisorやPalm Pilot、CLIEなどのPalm OS搭載PDAには、PCとデータを共有するためのソフトウェア(Palm Desktop)が付属している。ただし、Palm DesktopはWindows用なので、Linuxでは動作しない。
LinuxでPalm OSのPDAとデータを共有するには、J-Pilot(http://www.jpilot.org/)というソフトウェアを利用する。例では、ソニーの初代CLIE(PEG-S500C)を例に、LinuxとPalm OS PDAのデータ共有法を説明する。
Vine Linuxでは、Vine Plusに以下のJ-Pilot用RPMファイルが用意されているので、それらをダウンロードしてインストールする。
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・jpilot-0.98.1-0vl3.i386.rpm |
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・pilot-link-0.9.5-0vl2.i386.rpm |
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・pilot-link-devel-0.9.5-0vl2.i386.rpm |
ダウンロードできたら、以下のコマンドでインストールする。
# rpm -ihv pilot-link-*.rpm
# rpm -ihv jpilot-0.98.1-0vl3.i386.rpm |
初代CLIEはPalm OS 3.5を搭載しており、現行機種と比較するとかなりバージョンが古い。そのため、Vine Linuxでは問題なく使用できた。LinuxでサポートしているPDAの機種は、/usr/src/linux-x.x.xx/drivers/usb/serial/visor.h(linux-x.x.xxはカーネルのバージョン)に以下のように定義されているので、のぞいてみるといいだろう。
(省略)
#define SONY_VENDOR_ID 0x054C
#define SONY_CLIE_3_5_ID 0x0038
#define SONY_CLIE_4_0_ID 0x0066
#define SONY_CLIE_S360_ID 0x0095
#define SONY_CLIE_4_1_ID 0x009A
(省略) |
J-Pilotを起動する前に、準備しなければならないことがある。J-Pilot(正確にはpilot-link)が使用するデバイスファイルを作成する必要があるのだ。まず、USBポートにCLIEのクレードルを接続する。すると、/var/log/messagesに以下のようなログが記録されるはずだ。これにより、CLIEが/dev/ttyUSB0を使うことが分かる。
Oct 18 19:36:55 athlon kernel: usbserial.c: Sony Clie3.5 converter now attached to ttyUSB0 (or usb/tts/0 for devfs) |
そこで、/dev/ttyUSB0のパーミッションを読み書き可にして、/dev/pilotというシンボリックリンクを作成する。Palm OSへのアクセスは/dev/pilotを使うようになっているからだ。場合によっては、このttyUSB0はttyUSB1だったり、シリアルポートに接続するタイプのクレードルではttyS0またはttyS1だったりするので、ログをよく確認する必要があるだろう。
# chmod 666 /dev/ttyUSB0
# ln -s /dev/ttyUSB0 /dev/pilot |
以上の設定が終了したらX Window Systemを起動して、ターミナルエミュレータでjpilotコマンドを実行する。Vine LinuxのGNOMEではメニューエディタが使えるので、メニューにJ-Pilotを登録してもいいだろう(「GNOMEのメニューにプログラムを追加するには」参照)。
J-Pilotが起動したら、クレードルのHotSyncボタンを押してから、J-Pilotの[Sync]ボタンをクリックする。すると、自動的にデータの同期が行われる。
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Vine Linuxで実行したJ-Pilot |
これまでにPCと同期したことのないPDAの場合は、エラーが出て接続できない可能性がある。その場合は、以下のようにして、適当なユーザー名(例では「kitaura」)とユーザーID(例では「1」)をPDAに登録すれば、同期が可能になるかもしれない。
# install-user -p /dev/pilot -u kitaura -i 1 |
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