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ヒストリ機能を無効にするには 北浦訓行 |
bashには、実行したコマンドの履歴を保存するヒストリ機能がある(過去に実行したコマンドを再実行するには参照)。セキュリティ上の理由などでこの機能を無効にするときは、環境変数のHISTSIZEに「0」を設定する。すると、コマンドの履歴が記録されなくなる。この状態は、ログアウトかHISTSIZEを再変更するまで続く。ちなみに、HISTSIZEは、記憶するコマンドの最大数を指定する環境変数で、初期設定は1000になっている。
$ export HISTSIZE=0 |
また、実行したコマンドの履歴は~/.bash_historyに保存されるため、ログアウトして再ログインしても、ログアウト前に実行したコマンドの履歴を確認することができる。~/.bash_historyに保存する履歴の数は、環境変数のHISTFILESIZEで設定されている。デフォルトは、こちらも「1000」だ。以下のように設定すると、コマンドの履歴が~/.bash_historyには保存されなくなる。
$ export HISTFILESIZE=0 |
注:/home/nori/.bash_historyのファイルサイズが「0」になっている |
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