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容量不足でFedora Core 1の起動ディスクが作成できない

北浦訓行
2004/3/4

 PCの構成によってはカーネルとinitrdのサイズが大きくなり、Fedora Core 1の起動ディスクが1.44Mbytesのフロッピーディスクに入りきらない場合がある。そのようなときは、1.44Mbytesよりも高密度でフロッピーディスクをフォーマットする。

 インストール時の起動ディスク作成画面でエラーが出た場合は、起動ディスクの作成を止めてインストールを続行する。インストールが終了したらフロッピーディスクをフォーマットして、起動ディスクの作成プログラム(mkbootdisk)を実行する。

 フロッピーディスクのフォーマットは、fdformatコマンドで行う。例では、フロッピーディスクを1.68Mbytesでフォーマットする。

$ fdformat /dev/fd0u1680
両面, 80 トラック, 21 セクタ/トラック。合計容量 1680 kB。
フォーマットします ... 終了
照合します ... 終了

 上記の例は、フロッピーディスクドライブがfd0の場合だ。fd1の場合は、

$ fdformat /dev/fd1u1680

になる。

 次にmkbootdiskコマンドで起動ディスクを作成するわけだが、その前にmkbootdiskコマンドを変更する必要がある。/sbin/mkbootdiskの実体はシェルスクリプトなので、rootでログインしてエディタで開き、「size=1440」の行を「size=1680」に変更する。

size=1440
   ↓
size=1680

 /sbin/mkbootdiskを保存したら、以下のコマンドを実行する。

# /sbin/mkbootdisk --device /dev/fd0u1680 `uname -r`
Insert a disk in /dev/fd0u1680. Any information on the disk will be lost.
Press <Enter> to continue or ^C to abort:
(省略)

 起動ディスクの作成が終わったら、その起動ディスクでシステムがブートするかどうかを確認する。

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