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JPEG2000形式の画像ファイルを表示するには

北浦訓行
2004/3/18

 JPEG2000はJPEGが策定した画像圧縮フォーマットで、従来のJPEGよりも高圧縮/高品質な画像圧縮が行える。LinuxでJPEG2000形式の画像ファイルを表示するには、JasPerというJPEG2000用のライブラリをインストールする必要がある。

 JasPerのWebサイト(http://www.ece.uvic.ca/~mdadams/jasper/)からソースファイルをダウンロードする。原稿執筆時のファイルはjasper-1.701.0.zipだった。ダウンロードしたら、通常の手順でインストールを行う。

$ unzip -x jasper-1.701.0.zip
$ cd jasper-1.701.0
$ ./configure
$ make
$ su
Password:
# make install

 以上でインストールは完了だ。JPEG2000の画像ファイルは、jivコマンドで表示する。X Window Systemを起動して、ターミナルエミュレータから以下のコマンドを実行する()。

注:ただし筆者の環境では、Fedora Core 1にはjivがインストールされなかった。

$ jiv JPEG2000形式の画像ファイル

 しばらく待っていると、ウィンドウが開いて画像が表示される。ただし、jivの処理速度はかなり遅いので、画像が表示されるまでにはかなり待たなければならない。

jivコマンドで表示したJPEG2000形式の画像ファイル

 なお、Turbolinux 10 Desktopは標準でJPEG2000に対応している(JasPerがインストールされる)。ImageMagikでも、displayコマンドでJPEG2000形式の画像ファイルを表示できる。

Turbolinux 10 DesktopのImageMagikで表示したJPEG2000の画像ファイル

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