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KDEの標準フォントが変わってしまったときは
北浦訓行
2004/7/15
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KDEのフォントインストーラで新規にフォントをインストールすると、KDEの標準フォント(デスクトップやウィンドウのメニューなどで使われるフォント)が変わってしまうことがある。こうなってしまうと、インストールしたフォントをフォントインストーラで削除しても元には戻らない。
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デスクトップやメニューの文字が明朝系のフォントに変わってしまった(画像をクリックすると拡大表示します) |
原因は、フォントのインストールによって/etc/fonts/fonts.confが書き換わってしまい、削除しても元に戻らない点にあるようだ。フォントをインストールする前にfonts.confをバックアップしてあればいいのだが、そうでない場合はオリジナルのfonts.confをパッケージから再インストールするしかない。
# rpm -qf /etc/fonts/fonts.conf
fontconfig-2.2.1-4 |
というコマンドを実行すると分かるように、fontes.confはfontconfigというパッケージに入っている。fontconfigはアップデートされているので、ここではTurbolinuxのFTPサイトからダウンロードしたfontconfig-2.2.1-4.i586.rpmをインストールする。
rootでログインしたら、念のため/etc/fonts/fonts.confをバックアップしてから削除する。
# cd /etc/fonts/
# cp fonts.conf fonts.conf.bak |
そして、強制的にfontconfigをアップデートする。
# cd /tmp
# rpm -Uhv --force fontconfig-2.2.1-4.i586.rpm ←強制的にアップデート
Preparing... ####################################### [100%]
1:fontconfig ####################################### [100%]
# ls -l /etc/fontes
合計 48
-rw-r--r-- 1 root root 13350 10月 22 2003 fonts.conf
-rw-r--r-- 1 root root 13281 7月 12 11:33 fonts.conf.bak
-rw-r--r-- 1 root root 5840 10月 22 2003 fonts.dtd
-rw-r--r-- 1 root root 482 5月 28 10:19 japanese.conf
-rw-r--r-- 1 root root 350 10月 22 2003 local.conf |
以上で作業は終了だ。X Window Systemを起動している場合は再起動する。ちなみに、fontes.confを元の状態に戻せば、新規にインストールしたフォントもそのまま使うことができた。
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