Linux Tips | |
yumコマンドをGUI化するには 北浦訓行 |
Fedora Coreのyumはコマンドラインで操作するが、これをGUI化する「Cobind Software Manager」(YUMGUI)というソフトウェアがある。Cobind, Inc.が公開しているもので、CobindのWebサイト(http://cobind.com/yumgui.html)からダウンロードできる。原稿執筆時点での最新版は、バージョン2.0.7だ。
ここでは、Fedora Core 2用のRPMパッケージをインストールしてみる。yumi-2.0.7-fc2.noarch.rpmをダウンロードしたら、rpmコマンドを実行する。
# rpm -ihv yumi-2.0.7-fc2.noarch.rpm |
Cobind Software Managerを起動するには、X Window Systemのターミナルエミュレータでyumiコマンドを実行する。
# yumi |
Cobind Software Managerが起動すると、まずyumのキャッシュ更新が行われる。更新が終了すると、Cobind Software Managerのウィンドウが表示される。
Cobind Software Managerの画面 |
画面上には、[Install][Remove][Update]というタブがある。[Install]タブは、インストール可能なパッケージの一覧。[Remove]タブは削除できる(インストール済み)パッケージの一覧。[Update]タブはアップデート対象のパッケージ一覧である。それぞれのタブに表示されている数字は、対象となるパッケージ数だ。
例として、パッケージをアップデートしてみる。[Update]タブをクリックしてアップデート対象のパッケージ一覧を表示させ、チェックボックスをオンにする。
[Update]タブでアップデートするパッケージを選択 |
パッケージ一覧の下にある[Update]ボタンをクリックすると、[Proceed]ダイアログボックスが表示される。アップデートしてよければ[Continue]ボタンをクリックする。
なお、Cobind Software Managerから派生した「gyum」というソフトウェアもある(見たところ、パッケージ名と最初に表示されるウィンドウのデザインが変わっただけ)。そちらを使いたいときは、gyumのWebページ(http://fedoranews.org/tchung/gyum/)からダウンロードして、
# rpm -ihv gyum-1.0-1.fc2.noarch.rpm |
のようにインストールする。実行はgyumコマンドだ。
Linux Tips Index |
Linux Squareフォーラム Linux Tipsカテゴリ別インデックス |
|
- 【 pidof 】コマンド――コマンド名からプロセスIDを探す (2017/7/27)
本連載は、Linuxのコマンドについて、基本書式からオプション、具体的な実行例までを紹介していきます。今回は、コマンド名からプロセスIDを探す「pidof」コマンドです。 - Linuxの「ジョブコントロール」をマスターしよう (2017/7/21)
今回は、コマンドライン環境でのジョブコントロールを試してみましょう。X環境を持たないサーバ管理やリモート接続時に役立つ操作です - 【 pidstat 】コマンド――プロセスのリソース使用量を表示する (2017/7/21)
本連載は、Linuxのコマンドについて、基本書式からオプション、具体的な実行例までを紹介していきます。今回は、プロセスごとのCPUの使用率やI/Oデバイスの使用状況を表示する「pidstat」コマンドです。 - 【 iostat 】コマンド――I/Oデバイスの使用状況を表示する (2017/7/20)
本連載は、Linuxのコマンドについて、基本書式からオプション、具体的な実行例までを紹介していきます。今回は、I/Oデバイスの使用状況を表示する「iostat」コマンドです。
|
|