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yumサーバを構築するには 北浦訓行 |
Fedora CoreをインストールしたPCが複数ある場合、LAN内にyumのリポジトリを用意すれば、パッケージのアップデートが早くなる。また、インターネット上のリポジトリの負荷を軽減できる。
yumサーバを構築するには、まず追加インストール用とアップデート用のディレクトリを選択または作成する。このディレクトリは、LAN内からアクセス可能にする必要がある。ここでは、それぞれ以下のディレクトリとする(対象OSはFedora Core 2)。
追加インストール用: | /pub/fedora/core/2/i386/os | |
アップデート用: | /pub/fedora/core/updates/2/i386 |
上記のディレクトリに、公開されているyumのリポジトリからRPMファイルをダウンロードする。Fedora Coreの自動更新を高速化するにはで紹介したriken.go.jpやkddlabs.co.jpなどから、rsyncコマンドなどで定期的にダウンロードするといいだろう。
ディレクトリの準備ができたら、HTTPまたはFTPで上記のディレクトリにアクセスできるようにする。これでサーバ側の設定は終了だ。
次に、yumコマンドを実行するクライアント側の/etc/yum.confを編集して、baseセクションとupdates-releasedセクションの「baseurl=」の行を変更する。以下の例は、192.168.0.1のサーバにFTPで接続する設定になっている。HTTPの場合は、「baseurl=http://〜」のようにプロトコルを変更する。
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