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システムの負荷が低いときにジョブを実行するには 北浦訓行 |
一定の時間後にプログラムを実行するにはで、atコマンドで指定した時間にジョブを実行する方法を説明した。atコマンドに似た働きをするbatchコマンドを利用すると、それほど急いで実行する必要のないジョブを、システムの負荷が一定の値(平均で0.8)よりも低いときに実行することができる。
batchコマンドでジョブの予約を行う方法は、atコマンドと同じだ。標準入力から指定する際は、
$ batch noon |
のように行う。上記の例では「noon」というオプションを指定しているが、これは正午(noon)以降でシステム負荷が0.8以下のときにジョブを実行するという指定だ。
また、実行するコマンドをファイル(例えばexec.job)に記述しておき、
$ batch -f exec.job |
のように指定することもできる。
指定したジョブの一覧表示や取り消しなどは、atコマンドと同様にatqコマンドやatrmコマンドで行える。
$ atq |
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