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フレームバッファモードでコンソールをキャプチャするには 北浦訓行 |
コンソールを高解像度で表示するには(GRUB編)やコンソールを高解像度で表示するには(LILO編)の方法を使い、Linuxをフレームバッファモードで起動したときの画面は、fbshotというプログラムでキャプチャできる。
fbshotは、コマンドラインから実行するフレームバッファ専用のキャプチャツールで、画面をPNG形式の画像ファイルで保存できる。fbshotを使用するには、fbshotのWebサイト(http://www.sfires.net/fbshot/)からプログラムをダウンロードして、以下の手順でインストールする。
$ tar zxf fbshot-0.3.tar.gz |
Fedora Core 3にfbshotをインストールする場合、Makafile中のmanページのディレクトリ指定を以下のように修正する必要がある。
install fbshot.1.man /usr/man/man1/fbshot.1 |
↓ |
install fbshot.1.man /usr/share/man/man1/fbshot.1 |
Makefileを修正したら、makeとmake installを実行する。
$ make |
以上でインストール作業は終了だ。
$ fbshot test01.png |
と実行すると、現在表示されている画面が指定したファイル名で保存される。
なお、fbshotには、-cや-sなどのオプションがある。-cはキャプチャするコンソールの番号を指定するオプションだ。原稿執筆時点では、-cオプションはrootでのみ利用可能だ。
# fbshot -c 2 test02.png |
とすると、/dev/tty2がキャプチャできる。
-sオプションは、指定した秒数後にキャプチャを行う機能だ。
$ sbshot -s 10 test03.png |
とすると、10秒後にキャプチャを実行する。
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