Linux Tips | |
Fedora CoreのレスキューCDを使うには 北浦訓行 |
MBRやブートセクタの破壊などにより、Linuxが起動できなくなる場合がある。KNOPPIXのような1CD Linuxは、このようなときのメンテナンスに便利だ。しかし、KNOPPIXはデフォルトでX Window Systemが起動するため、作業できる状態になるまで時間がかかる。
Fedora Projectは、Fedora Core 2のリリース時からレスキューCD(緊急用ブートCD-ROM)を公開している。レスキューCDは、バージョンごとにISOファイル用のディレクトリにアップロードされている(Fedora Core 3はFC3-i386-rescuecd.iso)ので、トラブルが発生する前にレスキューCDを作成しておくことをお勧めする。
レスキューCDのISOファイルをCD-Rなどに焼いたら、起動するかどうかを確認してみる。レスキューCDからブートすると、Fedora CoreのインストールCDと似た画面が表示される。そのまま[Enter]キーを押すと、レスキューモードでシステムが起動する。途中で言語やキーボードなどを選択する画面が表示される。
Fedora Core 3がインストールされているパーティションをどのようにマウントするかを指定する画面 |
最終的には赤を背景色にしたbashが起動する。Fedora Core 3がインストールされているパーティションは、/mnt/sysimageというマウントポイントに自動的にマウントされる。
Fedora Core 3のパーティションがマウントされた/mnt/sysimage |
exitコマンドを実行すると、システムが再起動する。
Linux Tips Index |
Linux Squareフォーラム Linux Tipsカテゴリ別インデックス |
|
Linux & OSS フォーラム 新着記事
- 【 pidof 】コマンド――コマンド名からプロセスIDを探す (2017/7/27)
本連載は、Linuxのコマンドについて、基本書式からオプション、具体的な実行例までを紹介していきます。今回は、コマンド名からプロセスIDを探す「pidof」コマンドです。 - Linuxの「ジョブコントロール」をマスターしよう (2017/7/21)
今回は、コマンドライン環境でのジョブコントロールを試してみましょう。X環境を持たないサーバ管理やリモート接続時に役立つ操作です - 【 pidstat 】コマンド――プロセスのリソース使用量を表示する (2017/7/21)
本連載は、Linuxのコマンドについて、基本書式からオプション、具体的な実行例までを紹介していきます。今回は、プロセスごとのCPUの使用率やI/Oデバイスの使用状況を表示する「pidstat」コマンドです。 - 【 iostat 】コマンド――I/Oデバイスの使用状況を表示する (2017/7/20)
本連載は、Linuxのコマンドについて、基本書式からオプション、具体的な実行例までを紹介していきます。今回は、I/Oデバイスの使用状況を表示する「iostat」コマンドです。
|
|