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GnuPGの公開鍵を無効化するには 北浦訓行 |
GnuPGの公開鍵暗号方式は基本的に安全だが、パスフレーズを忘れてしまったり、パスフレーズが外部に漏れてしまった場合は、公開鍵を無効化する必要がある。
公開鍵を無効化するには、失効証明を生成する必要がある。失効証明の生成にはパスフレーズの入力が必要になる。そのため、公開鍵と秘密鍵の生成後、失効証明も生成しておくことをお勧めする。
失効証明の作成は、以下のように行う。
$ gpg -o nori.revoke --gen-revoke nori@example.jp |
以上で、失効証明(例ではnori.revoke)が生成される。失効証明は、万一の場合に備えてフロッピーディスクなどのメディアに移動して保管しておく。また、メディアが読めなくなったときのために失効証明をプリントアウトしておくといいだろう(失効証明はテキストファイルなので印刷できる)。
もし、パスフレーズを忘れてしまったり第三者に知られてしまったときは、失効証明を使って鍵を無効にする。
$ gpg --import nori.revoke |
確認のため、登録されている鍵の一覧を表示してみる。
$ gpg --list-keys |
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