Linux Tips | |
普段使っていないリポジトリを一時的にyumで利用するには 北浦訓行 |
yumコマンドには、普段は使用しない設定になっているリポジトリを一時的に有効化し、そのリポジトリからパッケージをダウンロードできる仕組みがある。この仕組みを使うと、あるリポジトリに存在するパッケージを明示的に指定できる。
例えば、Fedora Core 4(FC4)で、テスト段階の最新カーネルをインストールする場合、以下のオプションを付けてyumコマンドを実行する。
# yum --enablerepo=updates-testing update kernel |
この場合、--enablerepoオプションで指定したリポジトリ(例では「updates-testing」)が一時的に有効になり、updates-testingにある最新のカーネルパッケージがインストールされる。
FC4の/etc/yum.repos.d/fedora-updates-testing.repoは、以下のような内容になっている。
[updates-testing] |
--enablerepoは、「enabled=0」と設定されているリポジトリを一時的に有効にするオプションである。
Linux Tips Index |
Linux Squareフォーラム Linux Tipsカテゴリ別インデックス |
|
Linux & OSS フォーラム 新着記事
- 【 pidof 】コマンド――コマンド名からプロセスIDを探す (2017/7/27)
本連載は、Linuxのコマンドについて、基本書式からオプション、具体的な実行例までを紹介していきます。今回は、コマンド名からプロセスIDを探す「pidof」コマンドです。 - Linuxの「ジョブコントロール」をマスターしよう (2017/7/21)
今回は、コマンドライン環境でのジョブコントロールを試してみましょう。X環境を持たないサーバ管理やリモート接続時に役立つ操作です - 【 pidstat 】コマンド――プロセスのリソース使用量を表示する (2017/7/21)
本連載は、Linuxのコマンドについて、基本書式からオプション、具体的な実行例までを紹介していきます。今回は、プロセスごとのCPUの使用率やI/Oデバイスの使用状況を表示する「pidstat」コマンドです。 - 【 iostat 】コマンド――I/Oデバイスの使用状況を表示する (2017/7/20)
本連載は、Linuxのコマンドについて、基本書式からオプション、具体的な実行例までを紹介していきます。今回は、I/Oデバイスの使用状況を表示する「iostat」コマンドです。
|
|