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InitNG環境でサービスを動作させるには 北浦訓行 |
Fedora Core 4の起動を高速化するには(InitNG編)でインストールしたInitNGは必要最小限の起動処理しか行わないため、gdmによるグラフィカルログインもできなくなる。そこで、グラフィカルログインを例に、InitNG環境で必要なサービスを起動させる方法を説明する。
InitNGでサービスを起動するスクリプトは、/etc/initngディレクトリの下に用意されている。例えば、デーモン類は/etc/initng/daemonディレクトリにあるので、そこから必要なサービスを探すことになる。
gdmによるグラフィカルログインに必要なサービスは、フォントサーバのxfsとgdmである。/etc/initng/daemonディレクトリにはその両方が用意されている。ng-updateコマンドで、システム起動時に実行するサービス(例ではxfsとgdm)を指定する。
# ng-update add daemon/xfs |
システムを再起動すると、InitNGをインストールする前と同様に、gdmによるグラフィカルログイン画面が表示されるはずだ。
なお、ng-updateコマンドの詳細はmanページで見ることができる。
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