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SVG形式のファイルを表示/編集するには
北浦訓行
2005/11/10
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SVG(Scalable Vector Graphics)は、W3C(World Wide Web Consortium)が提唱しているXMLベースのベクター画像記述言語である。LinuxでSVG形式のファイルを表示/編集する場合は、InkscapeやSodipodiなどのソフトウェアを使用するのがいいだろう。
InkscapeはSodipodiから派生したプロジェクトで、SVG形式以外にSVGZ形式(gzipで圧縮されたSVG形式)のファイルも表示/編集できる。Inkscapeは、tabボールのほかに各種パッケージでも配布されているが、本体以外にライブラリなどが必要となるため、インストールにはかなり手間がかかる。Fedora Core 4の場合はFedora Extrasでパッケージが配布されているため、yumコマンドでインストール可能だ。
yumコマンドでインストールすると、メニューにInkscapeが登録される。[アプリケーション]メニューの[グラフィックス]−[Inkscape SVGベクトル イラストレータ]で起動できる。
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bootchart.svgzを読み込んだInkscapeの画面 |
Inkscapeは多機能で高性能なドローツールだ。使い方は、ヘルプメニューのチュートリアル(ほぼ日本語化されている)やInkscapeのWebサイト(http://www.inkscape.org/)を参照していただきたい。試しに、InitNG環境でbootchartを使うにはで作成したSVGZ形式のファイルを読み込んだところ、グラフのタイトル文字が重なって表示されたが、グラフ本体は正常に読み込むことができた。グラフのタイトル文字が重なってしまった原因がInkscapeにあるのか、bootchartにあるのかは不明だ(WindowsのIllustratorでは正常に表示できた)。
ちなみに、Sodipodiは、Webサイト(http://www.sodipodi.com/)からダウンロード可能なRPMファイル(sodipodi-0.34-0.rhfc1.dag.i686.rpm)をインストールするだけで動作した。ただし、SVGファイルは表示/編集が可能だが、SVGZファイルは扱えなかった。
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Sodipodiの画面。強いていうならThe GIMP風か |
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