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Linuxで無線LANのアクセスポイントを切り替えるには
北浦訓行
2006/8/17 |
WiFi Radarは、アクセスポイントを切り替えるツールである。これを利用すれば、職場と自宅、公衆無線LANサービスなどで簡単にアクセスポイントを切り替えることができる。
http://wifi-radar.systemimager.org/には、WiFi Radarのtarボールおよび各種パッケージ(Gentoo、Debian、Ubuntu、SUSE)が用意されている。Fedora Core 5(FC5)の場合は、Fedora Extrasにパッケージが用意されているのでyumコマンドでインストールできる。
WiFi Radarをインストールしたら、設定ファイルの「interface = 」という行を使用しているPCの無線LAN機能に合わせて修正する。デフォルトでは「interface = eth1」となっているので、ifconfigコマンドでデバイス名を確認する。
# ifconfig
dev1804289383 Link encap:Ethernet HWaddr 00:07:40:xx:xx:xx
inet addr:192.168.0.100 Bcast:192.168.0.255 Mask:255.255.255.0
inet6 addr: 2001:240:79:0:207:40ff:fec2:dcc2/64 Scope:Global
inet6 addr: fe80::207:40ff:fec2:dcc2/64 Scope:Link
UP BROADCAST RUNNING MULTICAST MTU:1500 Metric:1
RX packets:798 errors:0 dropped:70 overruns:0 frame:0
TX packets:2861 errors:0 dropped:0 overruns:0 carrier:0
collisions:0 txqueuelen:1000
RX bytes:75051 (73.2 KiB) TX bytes:149904 (146.3 KiB)
Interrupt:9 Base address:0x4000
(省略) |
試用環境では、上記のようにデバイス名が「dev1804289383」となっている。この場合は、前述した/etc/wifi-radar/wifi-radar.confの「interface = eth1」という行を以下のように修正する。
interface = dev1804289383 |
設定ファイルの修正が終わったら、WiFi Radarを起動する。[アプリケーション]メニューの[インターネット]−[WiFi Radar]を選択すると、WiFi Radarのウィンドウが表示される。
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[WiFi Radar]のウィンドウ |
上記の画面には、複数のアクセスポイントが表示されている(注)。
注:許可されていないアクセスポイントにアクセスしないこと。 |
プロファイルを設定するため、アクセス権のあるポイントを選択して[Edit]ボタンをクリックする。プロファイルを作成するかどうかの確認ダイアログボックスが表示されるので[はい]ボタンをクリックすると、プロファイルのダイアログボックスが表示される。
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[WiFi Profies]ダイアログボックス |
このダイアログボックスでは、無線LANに関するオプションやWPA使用の有無、DHCPの設定、接続前後の処理(実行するプログラムの指定)などを行うことができる。設定が完了したら、[保存]ボタンをクリックする。
プロファイルを設定すると、次回から設定したアクセスポイントが上位に表示されるようになる。アクセスポイントに接続するときは[Connect]ボタン、切断するときは[Disconnect]ボタンをクリックする。
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