Linux Tips |
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LinuxでNTFSパーティションを読み書きするには(ntfsmount編)
北浦訓行
2006/9/21 |
NTFSパーティションを読み書きするにはで、Captiveを利用してNTFSパーティションを読み書きする方法を説明した。Captiveは、WindowsのNTFSドライバを利用するため、同じPCにWindowsをインストールしたハードディスクを接続しておく必要がある。そこで、WindowsのNTFSドライバを利用せずに、NTFSパーティションを読み書きする方法を説明する。
注:LinuxでNTFSパーティションの読み書きを行うことはリスクを伴う。重要なデータのバックアップを取ったうえで、自己責任において行っていただきたい。 |
Linux-NTFS project(http://www.linux-ntfs.org/)がリリースしているNTFS関連ユーティリティ群「ntfsprogs」(http://wiki.linux-ntfs.org/doku.php?id=ntfsprogs)に含まれているntfsmountを利用すると、NTFSパーティションの読み書きが可能となる。ntfsprogsを利用するにはFUSE(http://fuse.sourceforge.net/)というモジュールが必要なので、先にそちらをインストールする。
Fedora Core 5の場合はFedora Extrasにパッケージが用意されているため、yumコマンドでインストール可能だ。また、ntfsprogsにはライブラリ(fuse-libs)も必要となるため、一緒にインストールする。
# yum install fuse fuse-libs |
次に、ntfsprogsをダウンロードする。Linux-NTFS projectにRPMファイルが用意されているので、今回はそれを利用した。必要なのは、ntfsprogs-1.13.1-1.i586.rpmとntfsprogs-fuse-1.13.1-1.i586.rpm、ntfsprogs-gnomevfs-1.13.1-1.i586.rpmの3つだ(GNOMEを使用しないのであれば、最後のパッケージは必要ない)。インストールは、以下のコマンドで行う。
# rpm -ihv ntfsprogs-1.13.1-1.i586.rpm ntfsprogs-fuse-1.13.1-1.i586.rpm ntfsprogs-gnomevfs-1.13.1-1.i586.rpm |
インストールが完了したら、NTFSパーティション用のマウントポイントを作成する。
次に、/etc/fstabに以下の行を追加する(ここでは、NTFSパーティションが/dev/hda1という前提で説明)。
/dev/hda1 /media/winxp ntfs-fuse fmask=0111,dmask=0,locate=ja_JP.UTF-8 0 0 |
以上で、NTFSパーティションをmountコマンドでマウントできるようになる。
# mount /media/winxp
# ls /media/winxp
ATI MSDOS.SYS System Volume Information
fc5.img
AUTOEXEC.BAT NTDETECT.COM WINDOWS
ntldr
CONFIG.SYS Program Files boot.ini
pagefile.sys
Documents and Settings Program Files (x86) bootfont.bin
test.txt
IO.SYS RECYCLER tmp |
また、Nautilusなどのファイルマネージャでも通常のパーティションと同様に読み書きができる。
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Nautilusで表示したNTFSパーティション |
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