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GNOME Online Desktopを使うには北浦訓行 |
GNOME Online Desktopは、ネットワークサービスとデスクトップの融合を目指した、新しいデスクトップ環境だ。Red Hatが運用するSNS「Mugshot」やGmail、Googleカレンダーなどのサービスを手軽に利用することができる。ここでは、Fedora 9でGNOME Online Desktopの機能を使用する方法を説明する。
GNOME Online Desktopのパッケージは、Fedoraのリポジトリに用意されている。従って、yumコマンドでインストールできる。以下を実行すれば、関係する全パッケージがインストールされる。
# yum install online-desktop* |
インストールが完了したら、いったんログアウトする。ログイン画面が表示されたら、一覧からログインするユーザー名を選択する。すると、画面下部にデスクトップ環境を選択するボックスが表示されるので、［Online Desktop Demo］を選択してログインする。
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| GNOME Online Desktopインストール後のログイン画面 |
デスクトップが表示されると、画面左にサイドバーが表示され、Firefoxが起動する。この時点ではGNOME Onlineに登録していないため、サイドバーのアイコンが［？］になっている。
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| 初期状態のGNOME Online Desktop画面（クリックすると拡大します） |
GNOME Online Desktopを活用するには、GNOME Onlineにユーザー登録しなければならない。登録することによって、GNOMEデスクトップと各種Webサービスをシームレスに利用できるようになる。
サイドバー上の［Enable Online Desktop］という文字をクリックすると、GNOME Onlineの登録ページが表示される。［Sign Up］のボックスにメールアドレスを入力して［Send］ボタンをクリックすると、登録用のURLがメールで届く。そのURLにアクセスすると登録ページが表示される。
最初に、ページ右上の［Terms of Use］リンクをクリックして利用条件（英文）を確認する。そして、［I agree to the GNOME Online and Mugshot］にチェックマークを付ける。すると［GET STARTED!］ボタンが有効になるので、クリックする。
以上でアカウントが有効になるので、必要な項目を入力する。例えば、パスワードを入力して［SET PASSWORD］ボタンをクリックしておくと、次回からはメールアドレスとパスワードを入力することによって、GNOME Online Desktopにログオンできるようになる。
次回以降、サイドバーの［Enable Online Desktop］をクリックすると、Webブラウザが起動して、GNOME Onlineのログインページが表示される。
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| ［Log in with password］をクリックするとパスワード欄が表示される |
GNOME Online Desktopにログインすると、登録ページで指定した名前やイメージがサイドバーに表示される。サイドバーの設定を変更するには、ユーザー名をクリックして、表示されるメニューから［Sidebar Preferences］を選択する。すると、［Sidebar Preferences］ウィンドウが表示される。
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| ［Sidebar Preferences］ウィンドウ |
例えば、Gmailのウィジェットを表示するには［Google Mail］をクリックする。すると、［Sidebar Preferences］ウィンドウの左に［Google Mail］が表示されるので、［Add to Sidebar］ボタンをクリックする。
逆に、表示されているウィジェットを削除する場合は、［Sidebar Preferences］ウィンドウで対象となるウィジェットを選択して、［Remove from Sidebar］ボタンをクリックする。
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| カスタマイズしたサイドバーと［Sidebar Preferences］ウィンドウ |
また、［Minimized Sidebar Mode］をオンにすると、サイドバーが非表示になる。サイドバーを使用したいときは、画面左下に表示されるサイドバーのアイコンをクリックする。
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