Expression Blendに戻ったら、ビヘイビアの欄に先ほど作成した「OpenWebBrowserTaskAction」が確認できます。
「Smart&Social」の中にあるListBoxのItemTemplateを編集する画面にし、OpenWebBrowserTaskActionをButtonの中に設置します。
OpenWebBrowserTaskActionのプロパティを編集します。その他パネルに定義したUrlが確認できます。
Urlの詳細オプションをクリックします。
データコンテキストからlinkを選択します。
Urlプロパティがデータコンテキストのlinkとバインディングされ、開きたいURLが入力されていることが確認できます。
おつかれさまでした。これで、完成です。
実行してみましょう。ボタンをクリックすればWebページが表示されます。
最後に、アイコンやスプラッシュスクリーン、背景画像などを好みのものにするといいでしょう。これでサンプルデータセットを使ったRSSリーダのフロントエンドが完成しました。実際に新しいデータを取得するには、通信を行うプログラムが必要です。
本稿のサンプルアプリのプロジェクトファイルは、こちらからダウンロードできます。
今回、ご紹介したもののほとんどは、いままでの記事で扱ったものを利用したり応用したりしたものです。このようにExpression Blendを使えば、画面デザインのほとんどと、ある程度の挙動はノンコーディングで開発できます。
また最後には、Visual Studioで本格的にコーディングを行い、新たにビヘイビア作成まで取り組みました。
しかし、アプリの処理や内部を作り込むには、やはりプログラミングから通信処理を行ったり、データを取得したりする必要があります。次回からはExpression Blendと連携して、Visual Studioでの開発も折り込みながら、TasksやカメラなどWindows Phoneのさまざまな機能を扱っていきます。
泉本優輝
UIデザインからプログラミング、表現までやりたい、自称クリエイティブデザイナ
“さわってみたい”を創ることが目標。フィジカルコンピューティングなどの試作を行う傍ら、コミュニティ活動ではExpression Blendを中心としたセッションを行っている
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