S端子ケーブル&コネクタ図鑑

「S端子」は、映像機器同士をつないでアナログの映像信号を送出するためのコネクタだ。ピンプラグ/ピンジャックの後に登場した。

» 2016年06月15日 05時00分 公開
[島田広道デジタルアドバンテージ]
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ケーブルに付いているS端子 ケーブルに付いているS端子

機器に搭載されているS端子 機器に搭載されているS端子

 S端子は、映像機器同士をつないでアナログ映像信号を送出するためのコネクタである(音声は送出できない)。「S映像端子」「セパレート端子」などと呼ばれることもある。ピンプラグ/ピンジャックと同様に、テレビやビデオデッキ、セットトップボックスなど数多くの映像機器に搭載された。

 映像信号を色と輝度(明るさの度合い)という2種類の信号に分離して送出するのが特徴で、ピンプラグ/ピンジャックより高画質の映像を伝送できるとされる。とはいえHDMIなどの新しい規格と比べると、画質や機能面で大きく劣るものとなっている。

 しかし古い機器と接続できるように、このコネクタを搭載する製品はまだよく見かける。

S端子と、その他のディスプレイ用コネクタとの比較 S端子と、その他のディスプレイ用コネクタとの比較
左からF型コネクタ、ピンプラグ、S端子(青い矢印)、コンポーネント端子、D端子。コネクタのサイズは、ピンプラグと同じくらいの大きさだ。

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