Windows 8.1タブレットでは通常、スリープ解除(レジューム)後に使い始めるにはパスワードを入力して認証する必要がある。これだとレジュームから素早く復帰することが難しい。他人に端末を操作されるといったセキュリティ上の危険がない環境なら、パスワード入力を省略して使いやすくすることも可能だ。
対象デバイス:Windows 8.1タブレット
Windowsタブレットは通常、数分ほど操作していないとすぐにディスプレイがオフになり、さらにはスリープしてバッテリの消費を抑えるようになっている。再び使い始めるには、Windowsボタンや電源ボタンを押してスリープから復帰(レジューム)後、ロック画面を下から上にスワイプして開き、さらにサインイン時のパスワードを入力してロックを解除する必要がある。だが、これだと素早く操作を再開できず、まだるっこしい。
より簡単なPIN入力やピクチャパスワードに切り替えることもできるが、それでも面倒な認証作業が残ることに変わりはない。第三者がタブレットに触れることが可能な環境では大変危険だが、そうでなければレジューム時のパスワード入力は省略したいところだ。本稿ではその方法を説明する。
スリープ解除(レジューム)後のパスワード入力を省略するには、サインイン後にまず画面右端からスワイプしてチャームを呼び出し、[設定]−[PC 設定の変更]をタップする。「PC 設定」メニューが表示されたら、[アカウント]−[サインイン オプション]とタップし、「パスワードのポリシー」で[パスワードの入力を常に求めない]を選ぶ。
上記の設定をすると、以後はディスプレイのオフあるいはスリープから復帰したとき、ロック画面を下から上にスワイプするとすぐにスリープ前の画面が現れて操作できるようになる。
ロック画面も不要であれば、TIPS「Windows 8のロック画面を表示しないようにする」で説明している方法で省くことが可能だ。
なお、上記の設定をした後でも、次の場合にはサインインのためのパスワード入力が求められる。
そのため、タブレットから離れる際には、電源ボタンを押しながらWindowsボタンをタップしてセキュリティ画面を表示し、[ロック]をタップして明示的にロックすること。こうすることで、第三者によるタブレットの操作をパスワード入力で防止できる。
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