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対象OS:Windows 10
Windows 10にサインインしたら、Webブラウザやメールクライアント、Microsoft Excelなどの同じアプリを毎回起動してから作業を始めるという人も多いのではないだろうか。こうした毎回起動するアプリがあるのであれば、[スタートアップ]フォルダにアプリのショートカットを登録し、サインイン後に自動起動するように設定すると楽だ。
そこで本Tech TIPSでは、Windows 10にサインインしたら、特定のアプリが自動的に起動できるように設定する方法を紹介する。
Windows OSには、「スタートアップ」と呼ばれる機能があり、アプリのショートカットを[スタートアップ]フォルダに置くことで、それらのアプリをサインイン/ログイン後に起動させることができる。
Windows 7までは、[スタート]メニューに[すべてのプログラム]−[スタートアップ]フォルダがあったため、比較的簡単に登録ができた。しかしWindows 8以降、[スタートアップ]フォルダが表示されなくなったため少々登録方法が分かりにくくなっている。Windows 10の場合、デフォルトでは以下の場所が[スタートアップ]フォルダとなる。
ユーザーごとの[スタートアップ]フォルダのパス
C:\Users\<ユーザー名>\AppData\Roaming\Microsoft\Windows\Start Menu\Programs\Startup
全ユーザー共通の[スタートアップ]フォルダのパス
C:\ProgramData\Microsoft\Windows\Start Menu\Programs\Startup
なお、デフォルトではAppDataフォルダが隠しフォルダになっているため、エクスプローラーでたどるには、以下の手順で隠しフォルダを表示する設定をする必要がある。
また、ユーザーごとの[スタートアップ]フォルダは、エクスプローラーのアドレスバーに「shell:startup」と入力し、[Enter]キーを押すことでも開くことができる。この場合は、隠しフォルダを表示する設定にしておく必要はない。
エクスプローラーで上述の[スタートアップ]フォルダを開き、ここにサインイン後に起動させたいアプリのショートカットをコピーしておけばよい。
それには、サインイン後に起動させたいアプリのショートカットを作成する。[スタート]メニューにアプリが登録されているのであれば、メニューでそのアプリ名を[スタートアップ]フォルダにドラッグ&ドロップすればよい。
例えば、「Google Chrome」ならば、[スタート]メニューを開き、「Google Chrome」を探し、これを[スタートアップ]フォルダにドラッグ&ドロップする。これで「Google Chrome」のショートカットが[スタートアップ]フォルダに置かれ、次回のサインイン時に自動的に起動するようになる。
電卓アプリのようなMicrosoft Storeアプリであっても、同様に[スタート]メニューのタイルを[スタートアップ]フォルダにドラッグ&ドロップすればよい。
なお、全ユーザー共通の[スタートアップ]フォルダにアプリのショートカットをドラッグ&ドロップする際は、管理者の権限が求められるので、管理者アカウントでサインインしている場合は[続行]ボタンを押す。管理者権限がない場合は管理者アカウントの認証情報を入力する必要がある。
なおPCの搭載メモリ容量が少ない場合、スタートアップを使って多くのアプリを起動するようにすると、メモリのスワップが発生してしまい、起動が遅くなってしまう。
[スタート]メニューに登録されていないアプリの場合は、エクスプローラーでそのアプリがインストールされているフォルダを開き、実行ファイルのショートカットを作成して、それを[スタートアップ]フォルダに移動すればよい。
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